大工さんとの打合せ | 人生波瀾万丈、素人が飲食店をはじめる。さて、その結果は?

人生波瀾万丈、素人が飲食店をはじめる。さて、その結果は?

現役経営コンサルタントが、普段セミナーで語っている内容を実際に実践して開業を始めるまで、そして始めてからの物語です。これまでアルバイトでしか経験の無い飲食店を第二創業として始めます。これから創業を考えている方は参考になります。

こんばんは。
今日は飲食店開業に向けた進展について、大工さんとの打合せを行いました。彼はPCトラブル対応や機器の入替を支援していた私のお客様だった方です。
2年前に高齢を理由に自主廃業されました。現在は80歳近くにもかかわらず、足腰はしっかりしており、犬の散歩を毎日こなすほど元気な方です。

この日は午後3時間にわたって意見を交換する結果になりましたが、結果的に非常に厳しい現実に直面することになりました。(涙)
最大の課題は、資金不足です。
私は令和4年の秋、従来利用していた賃貸物件を引越し鉄筋コンクリート平屋建の自社物件で事業を行っております。
その時に、購入と内装工事の資金は借入を含めたものでした。その為、手元資金が乏しい状態の中での第二創業という現状に、正直非常に厳しい立場です。年齢も60歳になりますから、借入はこれ以上行いたくありません。 WWW

内装設計で大工さんから頂いた具体的なアドバイスとして、
1.まず客席については出入りをしやすくするためにスロープを設置することが提案されました。玄関にスロープを設けることで、お客様が入口段差を気にせず楽に入店できるようにするアイデアです。
2.食事スペースについては、モルタルやコンクリートでしっかり固めることを勧められました。これには初期投資も必要ですが、のちにする場合の解体費用も増加要因となります。客席のコンクリー対応は悩むところです。現状の床は板の間です。自分は、これをそのまま使いたい気持ちでいますが、プロの意見ももっともなんで悩んでいます。費用を尋ねましたが、予算を大きく超える額であったため難しい選択を迫られています。
3.現状台所を取り壊しガラス窓を設置することで光を取り入れ店内を明るくする案も頂きました。これにより、完全に民家に見える外観が改善され、飲食店としての雰囲気が増し、通行人が気軽に中の様子を確認できるメリットがあります。見た目の印象を良くすることは集客にもつながるため、この案は採用することにしました。費用はかかりますが、長期的に見て必要な投資と考えています。
4.さらに、プロパンガスと下水の経路に関して、隣接する小生自宅の設備を活用する提案がありました。2年前に自宅の風呂のリニューアル工事を彼に行ってもらったので状況を良くご存じなのです。その際、下水設備も整備しなおしているので、これを新店舗に応用下水からの匂いや配管詰まりのリスクを少なくすることができます。この提案は採用です。
5.調理場のレイアウトについても議論しました。私は入り口玄関に沿って調理場を配置する事を考えていました。大工さんからは、道路側手前全体を食事スペースにし、奥をキッチンとする配置を提案されました。このアイデアはスペースの有効活用につながるため、選択肢として加えることにしました。

最後に、大工さんは「図面を再度引き直して、次回の打ち合わせまでに考えてみましょう」と心温まる言葉をかけて頂きました。これらアドバイスを妻にも報告して意見を求めました。

現在の課題は、工事費用の見積もりとコストダウンです。思いのほか資金が必要な状況になるかもしれないと戸惑いながらも、最善の解決策を見つけようと試行錯誤が始まりそうです。 前途多難ですが、それをも楽しんで解決していこうと思います。

また進展があり次第、お伝えしていきます。