生きにくい性格だなと思った。そして生きにくさを体験して、また、落ち込む。この繰り返し。これをわたしは長年、わたしのせいだと思っていた。
わたしの性格のせいだと。

しかしそれは違った。
統合失調症という病気。わたしは病気なのだ。それがほとんどのことを生きづらくしている。
ドクターが、わたしは回復期でもなく、薬で症状を出にくくしている「維持期」だっていってた。

だからわたしは悪くない。わたしはただの患者なのだ。
わたしね、病気だからって甘えたくなかった。でも、もうすこし甘えていいのかなと思ったよ。
考えてるより、病気は深刻だったから。

あくまで病気の治療中。だからこそ、発達障害もふくめて、他の人と同じようにできるなんてことはないんだ。夫と同じように動けるなんてことはないし、健常なひとたちと足並みがそろうわけがなかった。

そして、働かなくていいんだ、ということ。
働かなきゃって思ってきた。けれど、休んでいいってことを。