いつからだろうかフュージョンという分野を聞き始めたのは。
それは今でもはっきりと覚えているがホンダに転職して間も無くの頃、深夜勤務明けになんとなくテレビを見ていたらそこに映っていたのはカシオペア。チャンネルはなんとNHK。曲はLooking up。なんだこのバンド、すごく上手い、流れる8ビート、それまでロックと歌謡曲を主に聴いていた25歳の青年にとってまさに初めての経験であった。それは多分1983年の初夏だったような初秋だったような。今調べてみるとその曲が一曲目に入っているアルバム「フォトグラフス」の発売日は1983年4月23日。分美さんの20歳の誕生日だったのである。まだお付き合いする前のことだったんだけどね。
そのカシオペアを聴くようになって40年、その間に数回コンサートに行ったことがあるんだけど今ではカシオペアP4となってオリジナルメンバーも野呂一生だけとなってしまったのでカシオペアからはもう卒業しました。
そのカシオペアのオリジナルメンバーである、まあ正確には二代目ドラマーだけど一番長くやっていてカシオペアのドラマーと言ったらこの人なのでオリジナルメンバーといってもいいだろうその人、神保彰のソロコンサート。おうちで神保in浜松に行ってきました。結局チケットを購入したのは昨日で、実は行こうか行くまいかどうしようかとずっと迷っていました。というのもやはりいくらドラムオーケストラといってもドラムだけとなるとやはりおもしろさにかけるなあと感じていたからなんだけど、浜松で神保彰のコンサートはなかなかないかなあと思い、行くことにしました。しかし後でわかったんだけど神保彰は浜松で割と多くのコンサートをやっているとのことでした。
コンサート帰りに、やはりコンサートはバンドだなあと思いました。ドラムはうまいし曲も知った曲ばかりでよかったのですが、やはりドラムだけでは面白みに欠けるね。
しかし上手い。とてもうまい。手数だけではなく、それぞれの手足が別物として動いている、動かせるんだね。私もドラムをやっているので別々に動かすことはできるのだけれどレベルが違いました。でもピアノだって左手でリズム、右手でメロディーを弾けるんだから、ドラムだって同じようなことはできるのかもしれない、しかしそれに右足左足がそれぞれ違うリズムを踏んでいるんだからやはり難しいんだと思う。一番前の席だったので神保さんの手足の動きに合わせて自分の手足も動かしてみたのでより一層難しさが分かりました。
そんなことで二時間ほどのコンサートは終わりました。満席の客でしたが小さいホールだったので200人ほどでしょうか。これで儲けが出来のかなというようなコンサートでした。明日は名古屋でかつしかトリオのコンサートがあるようです。このバンドのコンサートにはいつか行きたいと思っています。