こんばんは、
澤田英語学院のMattです。
きょうは、
珍しくがっつり文法解説をしていきたいと思います。
日ごろから、長文読解を向上させ、
速読を身に着けたい場合は、
精読をしてくださいと言っていますが、
今回はちゃんと具体例を使って、
説明していきたいと思います。
以下の文を見てください。
For evolution to happen, it is imperative that inherited changes be transmitted across generations, and so crucial is that generation time, or the speed at which species reproduce, that it determines the consequent speed of evolution.
これで1つの文です。
長いですね。さらに、コンマ(,)の数やthat の数が多く文章がどのようにつながっているかわからないくらい難しいです。
そこで、精読しながら、前から訳していくやり方を見てください。
文法解析:
-
For evolution to happen,
-
「進化が起こるためには」と訳せます。
-
これは不定詞の目的語として「進化が起こる」目的の状態を表します。
-
「For + 名詞 + to不定詞」で「〜するために」という意味です。
-
-
it is imperative that inherited changes be transmitted across generations,
-
「遺伝的変化が世代を超えて伝達されることが不可欠である」と訳せます。
-
「imperative」は「不可欠な、必要な」という形容詞で、「that + S + be + 動詞」の形式は「〜が〜することが必要だ」という意味を表します。
-
「inherited changes(遺伝的変化)」が主語です。「be transmitted(伝達される)」は受動態です。
-
-
and so crucial is that generation time, or the speed at which species reproduce,
-
「したがって世代時間、または種が繁殖する速度が極めて重要である」と訳せます。
-
「so + 形容詞 + is」 という構造は倒置を使って強調するために使われています。
もともとは、It is so + 形容詞 + that の強調構文だったが、形容詞をさらに強調したいため、倒置が起きた。
-
「generation time(世代時間)」と「the speed at which species reproduce(種が繁殖する速度)」は、同格の(,)で共に主語の補足説明をしています。
-
-
that it determines the consequent speed of evolution.
-
「それが進化の速度を決定づけるのです」と訳せます。
-
「that」は目的節を導く接続詞で、主語と動詞の間で、何が重要なのかを述べています。
-
「determines」は「決定する」という意味の動詞で、「the consequent speed of evolution(進化の速度)」がその目的語です。
-
要点:
-
主語:It(進化のメカニズム)
-
動詞:is imperative(不可欠である)
-
補語:that遺伝的変化が世代を超えて伝達されること
-
強調のための倒置(so crucial is)
-
最後に進化の速度が決定されるという結論が導かれています。
-
いかに主語と動詞を見つけられるかがポイント。
和訳:進化が起こるためには、遺伝的変化が世代を超えて伝達されることが不可欠であり、したがって世代時間、または種が繁殖する速度が極めて重要であり、それが進化の速度を決定づけるのです。
次も、コンマやthat などがおおく訳するのが難しい文です。
Changes that happen in response to a certain environment, and that make the variant more adapted to survival in that environment, are the ones that are likely to be inherited and established in the general population.
文法解析
① 文の骨格(主語+動詞+補語)
-
主語: Changes
-
動詞: are
-
補語: the ones ~(〜するものだ)
つまり全体は「Changes … are the ones …」=「そのような変化こそが〜である」という強調構文です。
② 主語を修飾する関係節(that ~)
主語 Changes に対して、2つの関係節が並列しています。
1つ目
-
that happen in response to a certain environment
-
「特定の環境に応じて起こる」
-
2つ目
-
(that) make the variant more adapted to survival in that environment
-
「その環境での生存により適応した状態にその個体をする」
-
※ここは and で並列→「環境に応じて起こり、かつ適応を高める変化」
③ make の構文
-
make + 目的語 + 補語(形容詞)
-
make the variant more adapted
-
「その個体をより適応した状態にする」
-
④ 補語側(the ones that ~)
-
the ones =「そのようなもの」
-
that are likely to be inherited and established in the general population
-
「一般集団の中で受け継がれ、定着する可能性が高い」
-
文法ポイント
-
be likely to do:〜する可能性が高い
-
be inherited / be established:受動態(受け継がれる/定着する)
-
in the general population:一般集団の中で
構造のまとめ(チャンク分解)
Changes└ that happen in response to a certain environment└ and (that) make the variant more adapted to survival in that environment= 主語
are
the ones└ that are likely to be inherited└ and (to be) established in the general population= 補語
和訳:特定の環境に応じて起こり、その環境での生存により適応した状態にその個体を変える変化こそが、一般集団の中で受け継がれ、定着していく可能性が高いものである。
このようにして、長い文でも、分解することができたら、
簡単に訳をするとことができます。
このように、長い文でも分解することができれば、落ち着いて意味を取ることができます。
長文読解が苦手な人は、まず文の主語と動詞を探すことから始めてみてください。 それだけで、英語の見え方が大きく変わります。
長文読解や文法を学びながら、このような精読を一緒に勉強したい方は、当学院のホームページから体験授業をお申し込みください。 実際の授業の中で、英検や入試で使える読解力を一つひとつ身につけていきます。


