起業するなら利益を確保できる人になりましょう!
さいたま市浦和区で税理士を営んでいます
松崎哲也です。
今日は「起業するなら利益を確保できる人になりましょう!」です。
起業家(以下:K)
「起業したくないけど、起業せざるを得ない状態に
なってしまいました。ただ元々節約していたので、
資金的な余裕はあるのですが・・・。
どうしたらいいのでしょう?」
松崎(以下:M)
「そうですか・・・。起業せざるを得ない状態に
なってしまったのですね。
すでにKさんもお分かりかと思いますが、
選択肢は2つあります。
1つは起業、もう1つは再就職です。
起業せざるを得ないというのはおそらくKさんの
年齢から考えると、再就職が難しいという意味ですよね。
まずは失業手当の中で再就職を探してみては
いかがでしょうか?
起業する事を決めて行く事は同時進行でできますから」
K「今、私は40代後半なので、
再就職は難しいと思います。
新卒の方ですら、厳しい状況ですからね・・・」
M「おっしゃる通りですね。
ただ結果的に無駄になるかもしれませんが、
再就職先を探す事はチャレンジしましょう」
K「わかりました」
M「その次に起業に関してですが、当初資金として使うお金は
ほぼ持っていられるという事ですが、始めた後はどのように
お金を回されようと思っていますか?」
K「それは以前の職場の取引先でもしあなたがやるなら
仕事を回すよ。ただ、安くやってねと言われています」
M「それ以外に取引先になっていただけるような先はありますか?」
K「今は思いつかないですね・・・」
M「そうですか・・・。
それではその取引先候補の所と以前の会社さんが取引されていた
時にはどのくらいの値でどのくらいの利幅を稼いでいたのですか?
ざっくりとで構いませんが・・・」
K「そうですね。売値は○○円で、利幅は平均で10%くらいですね」
M「その場合、まず商品の販売数が増えるほど増える経費を計算します。
例えば材料費とか外注先の支払いとかが当たります。
そしておおよそ売れる個数を計算して、単価をかけます。
その売上金額からコストを差し引いた金額が利幅になりますから、
それが売上の何%なのかを把握してください。
その利幅で売れても売れなくてもかかる経費が払えるのか?
が大きなポイントになります」
K「売ることだけではなく、支払いを踏まえた上の利益も
考えないといけないのか・・・。
会社員時代では売る事のプロになっていても、
全体をみて判断する事がかけていたのかもしれないな。
もう一度計算してから、出直します!」
M「わかりました。
お分かりにならない事があったら
ご連絡ください」
売れる力はとても大切です。
同時に利益を計算できる力も養っていきましょう!!