心疾患での障害年金を考えるとき、
まずはどの症状に該当するか
確認する必要があります。
大きくわけて次の7つ
①弁疾患
僧帽弁、大動脈弁、三尖弁、肺動脈弁の弁の開閉異常。
②心筋疾患
心筋の変性
③虚血性心疾患
冠状動脈が狭くなったり塞がったりしたため、心筋が酸素不足に陥る。
狭心症・心筋梗塞など
④難治性不整脈
刺激生成異常と刺激伝導異常。心不全・突然死
⑤大動脈疾患
大動脈瘤・大動脈解離・大動脈狭窄
⑥先天性疾患
心臓に穴が開いていて心臓・肺に負担
酸素の少ない静脈血が穴からもれて全身にまわる
⑦重症心疾患
急性心不全・慢性心不全
心臓移植・人工心臓
上記、それぞれ 『 障害の状態 』 と
『 異常検査所見 』 を照らし合わせて
障害年金に該当する・しないを検討することになります。
それぞれによって詳細が違いますので
病名の確認は特に重要です。
1か月ほど前に
④の不整脈で御相談がありましたが
患者様と私、素人同士では
なかなか方向性が決まらない、
こういうところも心疾患の御相談の特徴です。
主治医に上記の病名と
『 障害の状態 』
『 異常検査所見 』
をあらかじめ確認して頂き、
目途が付いてから診断書を依頼するというながれになります。
まつざき社会保険労務士
障害年金手続・専門
TEL・FAX
079-440-5606
mail
matsuzakisyogainenkin@yahoo.co.jp
ホームページ
『経済的負担を軽減することによって
症状の回復につなげたい・・・』
障害年金の手続を通じて一人でも多くの方の
ご苦労をやわらげていただく為に、
お役に立ちたいと思います。
そう言えば・・・、
私は、
今でこそ障害年金の手続ができるようになっていますが、
以前所属していた社労士法人で
初めて障害年金の御相談を受けたときの症状が
この心疾患でした。
初めての手続に際して、
何を見て、どのように判断してよいか
全然分からなかったのです。
こういう時代もありましたね~
それで、
この時は先輩の力を借りて確認、
CRT-D (除細動器機能付き心臓再同期医療機器)
いわゆるペースメーカー、
を装着されたお客様でしたので
2級の条件に該当、
特に難しい手続ではなかったのです。
その為、気持ちに余裕があった状態で
最初の手続ができたことは幸運でした。
もちろん、
ベテラン先輩の監修があったので
お客様にはご迷惑が掛からない状態ではありましたが。
もし、現在同じ条件のお客様の
手続をしたとしたら・・・、
CRT-D装着で2級は該当。
しかし、そのような場合でも
診断書の他の文言を1文字単位で
チェックして
何か不具合が無いか、
本人申立てとの整合性など
いろんな確認をするようにしています。
あの頃の自分自身に見せてやりたいですね(笑)