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拝啓四十の君へ

3歳男児の親としても、フリーアナウンサーとしても「こんなん聞いてないし!」と、絶望しては望みを繋ぐ日々です。それでも40歳くらいには戦闘記として懐かしめたら!
子育ては十人十色すぎるので、どこかでどなたかに届く事があればとても嬉しいです。

「ママにはクリスマスプレゼントあるの?」
昨日の就寝時、息子(3歳)に聞かれて気がついた。めっきり物欲がなくなっていることに。

プレゼントの定番であろうアクセサリー類は、引きちぎられるのが目に見えている上、万が一凶器になってはいけないのでつけていない。バッグは、こどもと一緒だと持ち物が一気に増えるため、容量重視で汚れても気にしないもの一つで事足りている。服も同じ。動きやすさと洗いやすさを兼ね備え、汚れ歓迎の数着を着回している。今年の誕生日に夫にねだったものは、一人の時間と二度寝する権利だった。はて、私はサンタさんから貰いたいものがあるだろうか。


うとうとしながら、息子は続ける。
息「パパもさ、クリスマスにすきなもの買いなよ」
パ「ありがとう、髭剃りが壊れたから買おうかな。」
息「パパは、家畜運搬車でも買いな」

説明しよう。息子のいう家畜運搬車とは、大好きな「トミカ」のシリーズであり、荷台に白と黒の牛がそれぞれ4頭ずつ乗っているトラックである。普通より前後に長い、ロングタイプトミカの一つ。彼が今もっとも気に入っている一台なので、優しさから父親に薦めたと思われる。(トミカ139家畜運搬車)

睡魔と闘う息子は、続けた。
「ママは、もうひとりママを買いな。」

雷に打たれたかのようだった。欲しい。喉から手が出るほど欲しい。もう一人の私。そうすれば夫になど頼まなくとも、一人で気兼ねなくお茶をすることも二度寝することも出来るではないか!全てが叶う百点満点の回答。この子は天才かもしれない。サンタさん、期日間近となりますが、年齢は過分に過ぎておりますが、ここは一つ!

半分は本気で祈りながら、気がついた。はて、息子はなぜプレゼントをサンタさんに「もらいな」ではなく「買いな」と言ったのだろう。3歳にして、知っているのか?天才説、あるかもしれない。