今日はいつもと違うテーマで。
今更こんなことを言うのは遅いかもしれませんが居ても立ってもいられなくて･･･。
TPP、世論も割れて様々な議論もされていると思いますが私個人は断然TPP反対派です。
農業のことや工業製品の輸出の話ばかりに話が偏りやすいですが
医療・保険・労働市場など私たちの雇用や健康にまで関わってくることを
おそらく意図的に国民にあまり周知されていません。
今まで当たり前だった国民皆保険や高度な医療を保険診療で受けられることも
なくなってしまうかもしれないんです。
アメリカのように経済的に厳しい人は保険に入れず医療を受けられなくなり、
お金持ちだけが高度な医療を受ける社会になります。
そして安くて危険な海外の食料が入ってくることで国内の農業が打撃を受け
国産食品の価格が更にあがり、これもまたお金持ちしか国産のものを買えなくなります。
それは食料自給率の更なる低下に結びつきます。
また、ただでさえ不況・震災の影響で厳しい就職状況も、国内の市場が安い海外の労働力が流入して
くることによりますます厳しくなることになります。
期待されている車などの輸出の効果より、上に挙げたようなデメリットが圧倒的に上回ります。
そして、参加してから駄目なら離脱すればいいという人もいますが、
実際に離脱するにはアメリカ議会の採決が必要だそうです。
ルール作りも既に2年前から行われていて、もう日本が意見を言える時期ではないと。
これは決して“TPPおばけ”ではなくこうなるのが明らかな内容になっています。
普段政治に興味がない人も、自分の生活に直結することですから今回ばかりは
少し考えたほうがいいかもしれません。
反対派の藤井聡先生のお話はまさしくその通りだと思います。
TPPなんかよりまず復興が先決です。