南昌作戦の思い出

漢口作戦が終わり、中支廬山のふもと瑞昌、と言うところに守備についていたが、作戦が始まり南昌に向かって進撃した。

 

途中、まず、修水という河を渡らねばならない。この渡河作戦で、敵の頑強な、抵抗にあい、友軍は、多数の戦死傷者が出た。交代したばかりの歩兵兵隊長も戦死した。それでも強襲、激闘の末、渡河に成功、どっと南昌へと、追撃戦に入った。

 

ほとんど平原で、歩兵隊の進撃は早く、私達輜重隊は、ついて行くのに精いっぱいだった。

 

作戦開始より半月ぐらいたってからか、小部落付近に野営した。糧秣も欠乏したので、現地調達の許可が出た。戦友4~5名と食糧探しに出た。あちこち探すうち、ようやく、鶏2羽と、ピーナッツ1袋を見つけた。

 

もう帰ろうと、帰途についた時は、既に夕やみに入り、大急ぎで帰隊したら、隊がいない。

さあ大変、困った。どっちに行ったのだろう。

戦友と青くなりました。

仕方ない、行くつくところまで行こうと、敵中、不気味さにさらされながら、夢中で隊を追った。

 

 

 


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