はしがき

 

私は召集兵として7年余り、中国大陸、満州、比島等転戦、九死に一生を得て、昭和21年12月、比島より帰還した。

 

 

守田義人さんと同じ列車でしたが、松橋に着くや、律儀な守田さんは、すっくと立ち、軍隊式に別れの挨拶をされたのを、今もまざまざと思い出します。

 


あれから43年 私は今でも戦争の残酷さ、悲惨さを忘れられず、よく悪夢にうなされる。寝ているところに爆弾が落ちかかり、よけようとがばっと飛び起きたり、追いかけられ、取り囲まれ、逃げ場を失い、唸り声を出したりして妻に揺り起こされること再々である。

 

①記述開始時、戦後44年、祖父帰国後43年の昭和63年であったと思われる。孫の私は高校1年生だった。

 

 画像の祖父の記述通りにアップしますが、漢字については旧字体から新字体へ変換して記載します。


文字の大きさについては、老眼対応を考えて当面XLです。


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