③ 分かる


ここも面白い。


「ツッコんでよー」の裏には、


「俺が何を狙って言ったか分かってるでしょ?」


がある。


つまり、


発話の意図を理解してほしい。


「この人、今ボケたな」


と理解してもらえれば、ツッコミが返ってくる。


逆にツッコミがないと、


「え? ボケだって分からなかった?」


という感じになる。


⸻


④ 生まれる


ここがかなり弱い。


普通の会話なら、


A「○○だったんだよ」


B「え、なんで?」


A「いや、それがさ……」


みたいに、相手の反応によって次の発話が生まれる。


でも「つまらないことを言う→ツッコんでよー」の場合、


最初の発話から次の発話が自然に生まれていない。


だから、


「ツッコんでよー」


というメタ発言を投入して、無理やり次のターンを発生させる。


これは、


会話の自動生成に失敗して、手動で次のターンを起動している


とも言える😂


⸻


⑤ つながる


ツッコミって、実はかなり強い「接続」なんだよね。


A「俺、昨日3時間寝たわ」


B「それもう寝てないやろ!」


これだけで、


Aの発話 → Bの解釈 → Bの反応


がつながっている。


ところが、


A「俺、昨日3時間寝たわ」


B「へー」


だと、接続が弱い。


だから、


「ツッコんでよー」


は、


「俺の発話とあなたの発話を接続してよ」


とも解釈できる。