最後の調整には最適 | 松山英樹応援ブログ

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羽川豊「プロの目」より抜粋(ゲンダイネット3月19日)

松山英樹が第5のメジャーと呼ばれるザ・プレーヤーズ選手権で今季3度目のトップ10入りを決め、これまでの不安を払拭する手応えをつかんだ筈です。
初日は53位と出遅れ。予選2日間苦しい展開でしたが予選通過はクリアしました。


そして決勝に進むと連日60台で回り、最終日は22位からスコアを伸ばし8位フィニッシュ。タフなコースをポイントで攻めるなどショットに安定感も出て、ゴルフの内容はだいぶ持ち直してきました。決勝に駒を進めたらチャンスが出てくるのがわかり自信になったでしょう。これまでは不安の中でスイングを考えながら手探り状態で戦っていましたが、これからは攻め方にも余裕が出てきます。首位に5打差以内で最終日を迎え、前半3、4アンダーと爆発すれば松山には試合をひっくり返すだけの力があります。ずっとショットやパットが悪いと言いながら、一度かみ合えば連日60台を出せる様になったのは明るい材料です。

ただ上向きとはいえ結果がすぐに出るわけはなく、焦る必要はありません。プロはスコアや成績を意識するとプレーが萎縮してしまう。調子が良くても悪くてもゴルフには必ず波があります。だから大切なのはイージーミスをしないこと。7~8mから3パットしたり、グリーンを外して簡単に取りこぼさないこと。1ショット、1ショット、無理しないで攻めていく事です。プレーリズムさえ崩れなければ、フェアウエーからボギーをたたくことも、バーディーチャンスから3パットの手痛いミスはなくなる。それに優勝争いに加わり残りホール数が少なくなれば、1打が貴重になりおのずと重圧がかかります。それも自分にできることに徹すれば、冷静に無理なく戦えます。

松山の次戦はWGC デル・マッチプレー選手権(27日開幕)に出場し、マスターズ入り(4月11日開幕)の予定です。ストロークプレーならたった1回のミスが致命傷になるリスクを負いますが、マッチプレーは目の前の相手との駆け引きでありギャンブル的な事にも挑戦できる。今季初メジャーのマスターズに向け最終調整に最適といえるでしょう。


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いよいよマスターズ前の最後の試合となりました。ここまでじわじわと調子が上向いてきています。良い調整となる事を願っています!