ウエルズファーゴ選手権で徐々に復活の兆しが感じられた松山選手。実際のところ今どんな感じなんでしょう。その辺の詳しい事を本人、解説の田中さん、現地で取材している森永ディレクターが語ってくれています。松山選手らしく一歩一歩前進している様子がよくわかります。
■最終日の松山選手のコメント■(NHK-BSより)
スタートと上がりが最悪の1日だったですけど、途中は悪いなりにパッティングでしのいでしのいで、アンダーパーで回れていました。でも最初と最後に悪いものが全部出ましたね。
ーー(ダボだった)17番はグリーンが思った以上に遅かった?
ティショットがあそこに行った時点でダメなんですけど、パー獲るチャンスはあるかなと。(アプローチは)自分の思い通りには打てたんですが、球が意外と行かず、パットも早いと思って打ったら遅かったのでびっくりしました。他はトータルで見れば今日はアプローチも良かったですし、結果につながっていないですが、結果を出せるように1つ1つ練習していけたらいいなと思います。
ーーおっしゃってた上半身と下半身のタイミングですか?
そうなんですけど、ちょっと自分のスイングが今分からないんですよね。先週1週間いい調整が出来て、こっちに来たと思うんですけど、試合になると段々タイミングがズレてくる。やっぱり試合中でないと直せない部分も沢山あると思うんで、それを今やってる状況ですけれど、ちょっともどかしいです。
ーー来週にむけてはどうでしょう?
今のままじゃ良くないんで練習して。いい方向に来ていると思うので、少しずつ少しずつ頑張っていきたいと思います。
■解説者・田中泰二郎さんのコメント■
松山選手の様にゆったり打つ選手ほど、”間”が合わなくなってくるというのがありますから、そういうズレがおきやすい。今まで培ったものを信じ自分の”間”をしっかりもう一度確認するということでしょうね。
■現地取材の森永ディレクターのコメント■
2番から3連続ボギーでどうなるかと思ったんですが、その後かなりショットも良くなり、アプローチもパッティングも安定してきていました。残念だったのは17番と18番ですが、ショートアイアンもピンに寄る様になってきたし、内容的にはいい部分がより出てきた感じがしますね。上半身と下半身のバランスが崩れたかという事で、練習場でティアップして打ったりして、修正する練習をやってますけれど、ティショットも曲がる事はあっても、いい部分が伸びてきている感じがします。もう少し本番の中でやっていかないと身につかないので、もしかしたらもう少し時間はかかるかも知れませんが。結果が出せなかったのは残念ですが、内容的に見ると「凄く調子よくなったんじゃない?」というのは僕らも見ていて感じます。ショットが良くなってくれば来週も面白くプレーできるんじゃないかと思いますし、今日終わって本人がしょげてたら、一緒に回ったサバティーにが「君はまだ若いし、こういう日もあるよ。君は素晴らしいプレイヤーだから我慢して頑張れ!」と声をかけられているのを横で聞いていて感動しちゃいました。