私が10歳位の時の記憶なのですが、
シングルマザーだった母親は、
1つ上の兄と、私の2人の子供を育てるために、
キャバレーで働いていました。
そこで知り合ったお客さんが、私たちの家に毎日のように通うようになりました。
この方は、夕方になるとスナックに氷を売って歩く仕事をしていました。
今になってわかったことですが、この仕事はいわゆるヤクザの方のお仕事だったようです。
いつものようにやってきたこの男性。
この日は遅くまで居座りました。
泊まっていくと言い出し、
小さな4畳半の長屋の1室で、
4人で雑魚寝をしました。
私の左隣で寝ていた母親の方で、
何やら激しく体を動かす音がします。
小声で、
『やめて!』と言う母の声。
無理矢理、男性が女性を押さえつける音が、
ずっと聞こえます。
天井を見て仰向けに寝ていた私は、
どうしていいかわからず、母に背中を向ける形で横になる姿勢に変えました。
怖くもあり、
また、今夜の一部始終は目を覚まさず、
何も気付かなかったふりをする為に。。
寝たふりを貫きました。
母親への気遣いだったのか?
怯えて何も出来ない私。。
私の背中でずっと聞こえる母の泣き声。。
行為の音。。
怖くもあり、悲しくもある。。
次の日から母は気が狂ったようになり、
昼間でも私たちが見てる前で、
その男とセックスを繰り返すようになりました。
きっとその男にそそのかされたのでしょう。。
私たち兄弟は施設に連れて行かれました。
すなわち、親と離れて施設で暮らすと言うことです。
汚い言い方をすれば、捨てられたと言うことです。
最終的に、施設に入れられることを強く拒んだことで、施設入りは免れるのですが、
4年間全く連絡を取っていなかった父に連絡を取り、鹿児島の父のもとに送り返されることになり、鹿児島での生活がスタートするのです。
大阪に住んでいる時に経験した、
たくさんの悲惨な出来事。
今、こうして大阪に帰ってきて、
大人として生きている。
今になってより分かる母親の気持ち。
その時の状況。
もっと辛い思いをしている人たちが世界中にたくさんいる。
現代では、現実逃避をするような思想ばかりが蔓延していますが、そういった事は私の心には全く響きません。
こういった出来事は私の人生の中のほんの一部ですが、
骨士道とは、
こういった人生経験が数多く積み重なり、
そして、
もっともっと辛い思いをしてきた古代の人々の思いが積み重なって出来上がったものです。
古代の人々がしてきた経験に、
現代の人々は何をしても絶対に勝つことができません。
彼らの心に勝つことはできないのです。
最終的に、骨を動かすのは、
技ではなくて、
心です。
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骨格構造が人生を決定する
あなたの位と時空を元に戻す
骨士道場
松山骨格矯正院