たぶお式オープンチャットでは、時々ピグマリオンの話題があがることがありますね。
息子は、2歳9か月からピグマリオン教室に通室し、ピグマリオンのメソッドを経験したのち、4歳半以降にたぶお式に出会いました。
ピグマリオンについて
ピグマリオンとは?
2歳半あたりから、幼児教室を探してネットサーフィンしまくり、通えそうな範囲の教室に体験に行きました。
チャイルドアイズや七田式など、行くもののピンとこないものばかりだったので、ネットで検索しては「違うな・・・」と探す日々が続きました。
なぜ、ここがいい!とピンとこなかったかというと、説明資料や体験でも、「記憶」することに重きをおいて、「考える」ことをさせていないような気がしたからです。
2歳でも十分「考えられる力」があると考えていた私は、ピグマリオン教室と出会い、即決で通室を決めました。
もちろん、通販での学具により家でも可能です。
通室を選んだのは、3日坊主にならないため(私が)と、こどもに頑張らせるというよりは、自分に次週のためにがんばらないといけないと思わせるためにでした。
教室に通って、いきなり数字に触れるわけではありませんでした。
そもそも私も、算数をさせようと幼児教室を探していたわけではなかったのです。とにかく、すべては思考力を高めるため。
そのために、家でもプリントをこなし、図形に触れさせていました。
通室開始後はまずは、ここにあるような
点描写や面描写、塗り絵、紙をちぎって張るというようなことをするわけです。
一見すると
「家でもできるじゃん」
っていう感じなのですが、
2歳9か月から40分間動かずに机の前に座って先生と向かいあい、じっと見られながら作業するというのはかなり息子にとって負荷がかかったことかと思います。
ただ、最後にゲームがあったので、お楽しみがあると頑張れたのかもしれません。パズルや塗り絵もあるので楽しかったのではないかとも思います。
そして、とにかく先生が
「答えは教えない」
というのは効きました。
幼い息子の頭で、うんうんと唸りながら答えを自力で見つけるまで
待つ、待つ、待つ。
どうしても解けなくて、泣きそうになったりすると少しのヒントのみ与えてくださりました。
とにかく、当時通室していた時の先生が、生徒のレベルを見極めて、ほんの少し負荷のかかるプリントを用意されるのが上手だったように思います。
1週間かけて前週の課題をクリアしても、毎週毎週新たな壁にぶちあたりました。
親の私は、とにかく必死だったと思います。(息子はどうだったかわかりませんが)
とにかく、こどもの状態を見る!ということにつきました。
些細なことでも
「こういうことが苦手なんだ」
「反復してもなんどもできないところはここだな」
「こういうところは得意だから少し負荷をかけてもよさそうだな」
と、じっくりこどもの状態をみます。
これは今でもそうです。
少し進みすぎたかな・・・
解けない!とぐずついた次の勉強で必ずやることは、
ほんの少しレベルをさげて、「解けた!」という感覚をとりもどさせることです。
その時の声掛けとしては、
「すごいね!できるやん!やっぱりすごいね!」です。
できないときは、できる問題に戻って反復を繰り返しできるのを待ちます。寝かせて年齢の成長を待つこともありました。
とにかく、できないときは、
「いまの息子にはこの問題はできないことなんだ」
と親自身がしっかりと理解し、受け入れることです。そして、どういった角度で苦手を克服していくか考えることです。
特に2~4歳は
・眠い
・空腹
・疲れ
によってかなり機嫌に左右され、勉強に取り組む時間にも気を使います。
ほんの少しの成長や苦手を見逃さないことが、親のできることでした。
長々と話しましたが、
ピグマリオンで得られたのは、とにかく
「考える力」
です。
そして、徐々に数に触れていくわけですが、教室では、ヌマーカステンよりも使われていたものがあります。
それは、ウッディブロック。
ひとつのブロックともうひとつのブロックを見せて、これはいくつ?と。
1は「いち」という数字ではないのです。
□が「1」なんですね。
だんだんと数が増えていき、
□と□を合わせて「2」。
□□と□□をあわせて「4」。
やがて10になる。
□□□□□と□□□□□をあわせて「10」。