1田嶋 幸三 元日本代表、日本サッカー協会前会長 
吉田   (元日本代表、元U-17,20日本女子代表監督、静岡県出身 
川口 敬則 (掛川サッカー協会副理事長兼2種委員長)

 

テーマ 
強化と育成~日本が世界の頂に立つために
 
  掛川サッカー協会の総会の前に、上記3名による座談会が行われました。会場の掛川グランドホテルに中高生も含めて170名以上が参集して、お話を聞きました。
  田嶋氏も吉田氏も日本協会における組織のトップと現場のトップを経験されているだけに、一言一言に重みが感じられました。本協会、川口氏もビッグネームのお二方のお人柄を上手く引き出していました。
  私が特に印象に残ったのは、「中田や小野たちを黄金世代というが、元々黄金だったわけではなく、あの世代は2002にワールドカップを日本に誘致するために、票を持っている各国に遠征をして日本の力を示していた。だから時間もお金も使っていた。選手たちは帰国して期末テストという状況となり、選手に負担をかけて申し訳なかった。しかし、その世代のトップトップの選手とやってきていたので、中田はヨーロッパのチームに行っても不安はなかったようだ。」
  「(メキシコオリンピックに向けて日本代表を指導した)クラマーの指導は古いと新しいものに協会は飛びついたが、メキシコ以降低迷が続いた。基本をきちんと伝える指導者養成が必要だと感じて取り組んできた。」
 
       中学生や高校生へのメッセージとしては、「止める、ける、狙ったところに正確に止める、ける。よく見て、判断をすること。」
  親や指導者へは、「子どもが選んだものをやらせたい。身代わりアスリートはかわいそうだ。選手の判断を尊重する言葉かけが大切だと思う。」
  
有意義な座談会でした。