昨日は、ラフォーレ原宿のショップ店員さんを対象にしたセミナー講師を務めた。
会場は、ラフォーレの裏にある東京中央教会。
座りっぱなしよりは立ちっぱなしの方が、体へのダメージは少ないと言われているが、インヒールの厚底ブーツを履いて毎日6〜8時間も立っていたら、足腰へのストレスは自ずと高まる。
踵からの感覚入力を高めてハムストリングスで骨盤を支える立ち方を身につけるには、スタンスとつま先の角度、膝の緩め方を身につける必要がある。
記念撮影のように体を硬直させた状態を、良い姿勢だと認識している人が多い。
これは違う。姿勢は構えであり、すぐに動き出せる準備が整っているのが良い姿勢である。
万物が揺らいでいるのと同じように、人間もつねに一定の幅で揺れている方が、安心してリラックスできる。
だから、どんな体勢であってもリズミカルに体を揺らすことを心がけて欲しい。
今回のセミナーでは、体に分布している「スイッチ」について、実践を交えながらレクチャーした。
スイッチが入った時の変化に「おおっ！」「えー！」といった驚嘆の声が上がっていた。
体を鍛えるよりも、使えるようにすること。
それが中枢神経系と脳の良いネットワークを強化することに繋がる。