世界一の重圧

いよいよ、開幕間近に迫ったW杯。

永嗣からは、コンディションはバッチリで、マイペースでやります。今回は、デッカいことをやってやりますよ～とのメッセージが届いた。

いま、世界一重圧が掛かっているのは、ブラジル代表監督のルイス•フェリペ•スコラリ氏だろう。

僅かの期間に、義理の弟と甥を亡くした。
失意の中であろうと、ホスト国の監督して結果を出さなければ、国中からクソ味噌に責められるだろう。

彼は男の中の男。

ゲルマン系の熱い熱い血が流れている。

フェリポンをサポートするコーチ陣は、97年から代わっておらず、補佐のモルトーザ、俺のGKコーチだったカルロスもいる。

彼らは、まさに一枚岩。

フェリペたちと仕事が出来たことを、今も誇りに思う。

勿論、日本代表を応援しているし、ベスト8に残ってほしいが、同じくらいブラジルのセレソンも応援している。

そうそう、現地に観戦に行く方は、くれぐれも気をつけて。

街を歩く時は、四方八方をマメに確認しながら、怪しい連中が近づいていないか、緊張の糸を緩めないでほしい。

出来れば、車道寄りを歩き、裏路地には入らないこと。

酒を呑んでいい気になっていると、狙われるので要注意。
とにかく、日本の常識では考えられないくらいリスクが高い。

真昼間でも路上強盗にあうので、金品や時計は持ち歩かないのは当然の事、ポケットには、強盗に遭遇した時に渡す100レアルを入れておくと良いだろう。

治安は悪くとも、それを遥かに越える素晴らしさがブラジルにはある。

ブラジル人の温かさと親切さに、たくさん触れられることを祈ってます。