携帯音楽 | 伊藤和磨オフィシャルブログ Powered by Ameba

伊藤和磨オフィシャルブログ Powered by Ameba

伊藤和磨オフィシャルブログ Powered by Ameba

 車を運転していて、近づいても全然反応しないか、ギリギリまで近づいた時にビックリする人を見ると、これはイヤホンをしているのだと予想する。
果たして、よく見みると耳からコードが垂れ下がっている。
自転車を漕ぎながら音楽を聴き、車道に飛び出してくる人を見ると、「この人いつか死ぬな」と思ってしまう。

の別幕無しイヤホンを突っ込んでいる人を見て、2つの事を思う。
一つは、五感のうちで最初に危険を察知するのは、やはり聴覚だという事。
現代人は視覚からの情報に依存度し過ぎて、聴覚が衰えている。
寝ていても、動物の耳が常にピクピクと動いているのは、全周囲に異変を察知するため。
視覚情報だけでは後方からの接近に気づけず、とっとと喰われてしまうだろう。

もう一つは、そもそも音楽というものが、歩きながら、自転車を漕ぎながら聴くものなのかという事。
音楽でテンションを上げるのは分かる。
それから、イヤホンをしていることによって、「私に話しかけないで」という拒絶のサインにもなる。
独りの世界に広がりをもたらすことは間違いない。
 しかし、同時に交通事故にあうリスクと鼓膜を傷めるリスクが跳ね上がる。

「音楽を携帯する」を謳い文句に、SONYのウォークマンが1979年7月1日に登場してから35年が経った。

{377EBD9E-14A3-421F-A059-C2E179565DEF:01}



あれは、人々の暮らしとメンタル面に非常に大きな影響を与えた。
携帯音楽プレイヤーの良い面を挙げたらキリがないが、他人に無関心な孤立社会を促進させた要因にもなってしまった気もする。

小言を言って恐縮だが、若い人達には鼓膜と身の安全のために、イヤホンを装着するタイミングと場所を一考してもらいたい。