世界報道写真展 | 伊藤和磨オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 昨日、セッションの合間に恵比寿の東京写真美術館で、「世界報道写真展2013」を観てきた。

この作品は、昨年11月に起きたイスラエルの空爆によって亡くなった、幼い兄弟を運ぶ様子を写したもの。彼らの父親も亡くなった。

滞在中も日増しに緊張感が高まっていたが、イスラエルを発ってから、数日後にガザへの攻撃が始まった。
エルサレムにも迫撃砲が着弾したというニュースを見て、当時は担当ドライバーやガイドの安否を心配していたが、幾つかの作品を通して、改めて誰が本当の被害者なのかを思い知らされた。
 
日本のメディアは、新聞もTVのニュースもリアルな映像(死)を流さなくなった。目を背けたくなるような光景でも、現実を直視するからこそ、人の心の奥底にある何かが変わるのではないだろうか。
オブラートに包んだ報道では、到底伝わらない事がある。

展示会は8月4日まで。