after 30years | 伊藤和磨オフィシャルブログ Powered by Ameba

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  今回の旅の目的は、30年前の学芸会で言ったセリフ「行こう、行こうヴェツレへムへ」を実現することだった。
生まれて最初に記憶した言葉。それ以前の言葉は記憶にない。

 30年前の自分が今の自分に会ったら、どう思うだろう。
当時は30年後など考えられなかった。
でも、今の自分は当時の自分を振り返ることが出来る。
何も成し遂げられていない中途半端なこの人生、どんな小さな事でもいいから、一つくらい何かを叶えてみたいと思っていた。
 やっと今、30年前の自分と線で繋がった。
「来たよ、来たよ、ヴェツレへム」

 期待していた大人には成れなかったし、随分と沢山の人をがっかりさせ、傷つけてきたけれど、それでも人生は続いている。
ひとまず、あれから30年の区切りがついた。


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一番左が俺。羊飼いの役。この役にならなかったら、恐らくここには来ていない。

 出発する1週間前、自分が通っていた幼稚園の礼拝堂に、30年ぶりに顔を出した。お歳を召した老人が「なにか?」と怪訝そうに自分をみる。事情を話したら好意的に迎え入れてくれた。建物の中は殆ど変わっていなかった。

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キリストはこの下で生まれた。

 驚いたことに、当時担任の先生だった女性が、今も現役で現場に立たれているという。
70歳になられたそうだ。
帰国したら、真っ先に会いに行こう。
家族をはじめ、巡り会った全ての方々に感謝の気持ちで一杯になる。

 何処から来たのかを知れば、今何処に居て、何処へ向えばよいのかが分かる。

自分のルーツを辿るのは悪くない。
 
 今回の旅で変わった事と言えば、初めて子供が欲しいと思ったこと。













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