「人間万事塞翁が馬」

 

 

「人間万事塞翁が馬」とは

「じんかんばんじさいおうがうま」と読みます。

 

中国の故事です。

 

簡単に言ってしまうと、

不幸だと思うようなことにも

幸福の種が隠されている。

 

というようなお話です。

 

こんな話です。

 

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ある城塞のほとりに、

老人とその息子とが暮らしていた。

 

 

ある日、彼ら親子の馬が

突然逃げ出してしまったため、

 

周囲の人々は馬を失った親子を気の毒がったが、

当の老人は

 

「不幸かどうかは果たして分からんよ。

 もしかしたらいいことがあるかもしれない」

 

と、平然としていた。

 

間も無く、逃げ出した馬は

立派な名馬を連れて戻ってきた。

 

不幸が転じて幸運となったために

周囲の人々は親子の幸福を感心したが、

 

老人はやはり平然として

逆にこう言った。

 

「もしかしたらこれが災いのもとになるかもしれない。」

 

間も無く、息子がこの馬から落ち

脚を骨折してしまったため周囲は同情した。

 

しかし老人はそれを見て

「これが幸福を呼ぶことになるんだ」といい、

一向に動じなかった。

 

その直後、戦争がおきて、

町の若者がほとんど戦死したが、

 

足を折っていた老人の息子は、

そのおかげで徴兵されずに命拾いした。

 

ーーー

 

というお話です。

 

つまり、人生というのは

 

何がいいことか

悪いことなのか

 

全ては繋がっていて

最後までわからない。

 

不幸だと思うような出来事が起きても

実はそれは不幸な事ではなく、

逆にラッキーの種なのかもしれないということです。

 

幸せは不幸な顔してやってくる

とも言いますよね。

 

引き寄せの概念を学ぶと

ついつい、いい気分でいることに

執着してしまうことがあります。

 

いつもいい波動でいなくては〜

ハッピーでいなくては〜

ネガティブなこと考えちゃダメ

と義務感でそうしたり

 

ネガティブなことから逃げようとしてみたりします。

 

でも、私達は周波数、

波の中で生きてますから

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

こんな風に

 

上がれば下がる

下がれば上がる

 

周波数の上下の周期に逆らい

陰陽の繋がりからは逃れられません。

 

木を見て森を見ず

の状態になってしまうと

 

全体の繋がりが見えなくなってしまって

 

良いこと引き寄せてるのに

なんで、嫌なことが起こるんだろ〜

 

と疑心暗鬼になってしまいますが、

 

全体が見えていれば、

これはきっと良いことが起こるお知らせだ。

と、受け取りの法則を発動することができます。

 

夜明け前が一番暗い

とよく言われますが、

 

本当に辛い時、

苦しい時、

打ちのめされた時、

こそ

 

夜明けが近いことを

感じてみてください。

 

辛い別れだったけれど、

その別れがベストパートナーとの出会いを引き寄せてくれた。

 

仕事を解雇されたおかげで

楽しめる仕事を見つけて人生が充実した

 

苦しい人間関係があったおかげで

自分のトラウマを克服できた。

 

など、

 

不幸の顔したギフトを

受け取ってどう生かすのか?は

 

私達にかかっています。

 

今日は最後にチャップリンの名言で

締めくくりたいと思います。

 

「人生はアップで見ると悲劇だが、ロングショットではコメディだ」

 

人生を深めるネガティブな経験にも

感謝できる人間になりたいものです。