2018年10月は日経平均株価が大きく下落しました。わたしも身の回りできそうも、かなりの額の損失が出たという話をよく聞きます。

本日は、日経平均株価の下落について、下落ってどういうことか?とそれに対する心構えをかきます。また本ブログでは長期投資による資産形成を推奨していますが、その場合の心構えの参考にもなると思います。

本記事のタイトルにつけたように、「日経平均株価が下落してて景気良くないね」っていってきた人に対して答えることができるようになりますw

 

 

どのくらい下がったのか

10月1日に24,120円だったのが、10月31日には21,092円となっております。

日経平均
10/1 24,120円
10/31 21,092円(12.5%の下落)

約3,000円さがり、率でいうと12.5%の下落となりました。



日経平均株価が下がるって何?

言葉のとおり、平均株価のため、日経平均株価を構成している225銘柄(225個の会社)の平均です。日経平均株価が下がるということは、構成している株について下がっている銘柄が多いことを意味しています。

全部の株価を平均したときに上記の例だと、10/1に比べて10/31の状態は12.5%下がっているということです。

この期間では、225銘柄の中には平均の12.5%以上の20%程度下がっている銘柄もありますし、逆に上がっている会社もあります。



海外市場の影響で下落するケース

日本の市場は日本にとじた市場ではなく、海外の市場の影響も受けます。特に中国やアメリカ市場の影響を受けます。

例えば、アメリカの景気が冷え込めばアメリカに物を輸出している日本の会社の売上が下がるため、この会社の株価が下がるといった感じです。

今回、10月の日経平均株価の下落は、主に海外の影響でした。

なので、日経平均株価は海外の事情だけで下落することがあるということなんです。もちろん、国内の事情で下落することもあります。


 

国内が原因で下落するケース

例えば、消費税が増税される日みたいなのが分かりやすいです。本日から増税されます、といった日になったら、外食産業の会社の株価が下がるなどが考えられます。

他にも、政府が規制強化を発表し、その影響をうける業界の会社の株価が下がることもあるでしょう。

 

 

心構えについて

このような下落は、経験的には年に2回ほど発生します。日経平均株価が下がれば、国内の投資信託の価格は全体的に下がります。ですが、投資信託で長期投資をされている人は、特に気にすることはないです。

毎月一定額を積立投資する場合は、よく言われるドルコスト平均法の仕組みが働くため、高い時には少なく購入し、安いときには多く購入できます。現在の状況が10月1日に比べて安い状態のため、10月1日に比べて10月31日は日経平均株価安く購入できることになります。

よって、毎月投資信託を購入している場合は、10月中は安く購入できたはずですし、11月上旬でも安く購入することができそうということです。

少し話ははずれますが、「日経平均株価の過去の推移と、実際に買っていくと利益出たか確認する」という記事もご参考にお読みください。

日経平均株価(日経225)の過去の推移と、実際に買ってたら利益出たか確認する



まとめ

経済的なニュースとして関心をもっておくことは大事ですが、下落について過度にさわぐ必要はないです。投資信託での長期投資では、このような下落は長い目でみたときに気にすることではないです。

下落と上昇を繰り返すので、長期でみていけば、よくある出来事の1つとなります。

「最近、日経平均株価が下落してて景気良くないね」って言われたら、この10月の下落については、「国内の景気は関係ないですよね、海外市場の影響ですよね」って答えてみてくださいw