昨夜は泣いたなぁ。。。
野球をテレビ観戦していて、感動して泣いた事は何度かあったけど、昨日の試合ほど泣いた日は無かった。
ベイスターズvs中日戦
先発の石田投手は5月のMVPにも選出された二年目期待の左投げ。
ゲームは作れるのに一発を浴びることが多くて、接戦で負けることが何度もあった。
けれどこの日は好調で、初回に1失点のみで回を進め、途中に味方の援護に恵まれ2-1で先発を降りた。
そして8回9回と磐石のリリーフ陣によってドラゴンズ打線を押さえ込もうという勝利への試合展開を作ることが出来た。
流れは完全にベイスターズのものだった。
はずなのに…
最後の回は守護神、山崎投手。
ここ3試合連投してきていずれも失点、しかもその内ふたつは負け試合となってしまっていた。
本人たっての希望での、8/5のマウンド。
意地の登板だった。
試合の勝敗を決める抑えという役割のピッチャーにとって、試合に勝つか負けるか、それは、自分自身に勝つか負けるかということ。
勝って欲しい。
自分の弱さに打ち勝つ姿が見たい。
マウンドに立ち、1人目でアウトを取る。
抑えて欲しい、抑えてくれる、チームメイトの想い、山崎投手の想い、そして横浜スタジアムで大声援を送る観客の声。
もうこの時短で号泣。
涙が止まらなかった。
結果は…3失点。
2-4と逆転されてしまった。
9回表を抑えられなかったため、9回裏までもつれこみ、主砲の一発で1点返すも、結局は3-4で負けた。
こういう試合に勝てたら強くなるのに、という好ゲームだっただけに、悔しい。
逆を言えば、まだまだ弱いチームだということ。
精神力が備わっていなければ、上位にはいけないということ。
絶対的守護神の代わりはいない。
昨年のように、ある程度の期間を設けて休ませるか、二軍での再調整が必須だろうけど、監督はそうはしないらしい。
負けてしまったけれど、良い点がたくさん見られた試合でもあった。
抑えきれずに9回途中で降板した山崎投手。
ベンチへ引き返し泣いていたその表情を、若手のチームメイトが壁となって、周囲の目を遮るようにして立っていた。
今日は何が何でも勝つのだと、山崎に勝ちをつけるのだと、チームが『想いの塊』となってひとつになっているのが感じられた。
ロペス選手の、一塁へダイビングしてまでアウトを取りに行った必死の守備と、山崎投手への声がけ。
梶谷選手の勝ち越しツーランホームラン。
そして9回裏の筒香選手のソロホームラン。
みんな、強い気持ちがプレーに出ていた。
一番はやっぱり筒香選手のホームランだね。
負けてたまるかって、打った瞬間聴こえた気がした。
逆転されたけど、まだ2点差なんだ、負けるわけにはいかないんだ。
気持ちだけで打ったホームランに、私は声を出して泣いた。
その頃山崎はベンチで泣いていた。
泣いてちゃだめだ。
自分自身には負けたけど、チームはまだ負けちゃいない。
チームメイトが最後まで諦めることなくプレーしているのに、負けた顔しちゃいかん。
そんなメンタルだから、打たれてしまうんだということは、わかっちゃいるんだろうけどね。
そこをコントロールしていけるかどうかが
、これからの山崎投手の課題だろう。
(ほかの選手ももちろん必須。)
初のクライマックスシリーズ進出をかけた今シーズンも、もう残り40試合ほどしかない。
このままだと、Aクラス入りは叶わないかもしれない。
それはそれで仕方が無いこと。
自分たちの弱さを認めざるを得ない。
悔しい想いをたくさんして、本気で泣いて、本気で喜んで、心を動かしながら、コントロールしながら、プロ野球選手としての心を掴んで欲しい。
ひとつひとつ、ひとりひとり、最後まで諦めない姿が見たい。
見る者はその姿に感動し、勇気をもらう。
気持ちで負けたら負けなんだ。
勝てっこない。
自信が無くても、自信たっぷりに振る舞う気持ちの強さがあれば、勝てる。
私もそうでなくちゃいけないと思う。
たとえ試合に負けたとしても、自分には負けたくない。
残り試合も全力で、一緒に夢見させて貰うよ!⚾