こんにちは、鯛のお刺身です。

今回は、釣りのポイント探しと並行して進めていたゲーム(創作彼女の恋愛公式)クリアしましたのでそちらの感想をまとめていきたいと思います。

 

Aino+Linksから2021年に発売されたゲームです。2021年萌えゲーアワードで、大賞・シナリオ賞・ベストキャラクター賞・ニューブランド賞・名セリフ賞を受賞した作品。ということでかなり気になっていました。できればパッケージ版で欲しかったのですが、プレミア?になっていて値段が高騰していました・・・

 

簡単なあらすじですが、物語の舞台はクリエイターを養成する学園です。学園にはノベル科・イラスト科・声優科がありそれぞれ自分の得意分野に関することを学び、クリエイターとして成長していく中でヒロイン達と仲を深め創作に対しての困難を乗り越えていくという作品になっています。

 

実際にプレイしてみて感じたことですが、共通ルートの出来栄えがかなり良いことです。

クリア後様々な方のレビューを見て自分の感じたことと擦り合わせをしていたのですが、殆どの方がここについて書かれていました。

共通ルートでは、それぞれヒロイン達にスポットが当たるようになっていて、話がまとまっているのでとても読みやすいです。ヒロイン達のおおまかな話がそれぞれ終わってから誰のルートに進むのか決めることができるので、感情移入しやすかったです。

共通ルート8割個別ルート2割といったところでしょうか。

彩瀬ルートに関しては、3人のヒロインをクリアしてから解放されます。

 

登場人物それぞれ何かしらの形で作品を世に出してそれなりに有名クリエイターなので、作品をめぐってぶつかりあったり才能の差に嫉妬したりとするシーンがあってその都度話し合って和解するのですが、お互いプロとしてここだけは譲れない部分はあるといったプロ根性のようなものを感じました。どのルートも共通して【クリエイター】である彼女に惹かれたと言っており普通(クリエイターではない)ならば惹かれていないと言っています。

 

普通という言葉がこの作品よく出てきますが天才から見た普通と凡才から見た普通この差って何なんでしょうね。

よく普通って聞きますが、私自身普通って言葉あまり好きではないです。

その人にとって普通でも他者にしたら普通ではないかもしれないからです。

そのあたりの擦り合わせって難しいですよね…

 

曲もいいです。サントラ欲しいですけどこちらも高いですね( ^ω^)・・・

 

各ルートの感想(以下クリア順)

 

ゆめみルート

 

イラストレーターで主人公の従妹です。過去にいじめられたことから不登校となり、引きこもりに。

 

日常が満たされてしまい、絵がうまく書けなくなってしまい逃げ出したゆめみに対して主人公の言ったクリエイターじゃないゆめみの価値は半減すると言って連れ戻したところは、さすがお互いクリエイターだと感じました。エピローグではゆめみが主人公に対して同じことを言うところ良かったです。

 

↑その前に担任へ相談しに行ったところで、主人公に対して担任の言ったことがなかなか衝撃的ではあった。

ゆめみと別れてトラウマを与えてその力を創作意欲にさせろ的な。

姫子先生も何かを諦めてきたのだろうか…この辺りを詳しくみたい気もする。

後々わかりますがOG組はそれぞれ何かを諦め、次の世代に託そうとしている描写がありそこも良かったです。

サブエピソードで見てみたいですね。

 

あと、くすはらゆいさんが神w

 

エレナルート

 

ノベル科に所属している主人公の一つ上の2年生です。主人公の自信を喪失させた天才作家ですが、どこか抜けているところがある風変わりな女性です。天才として書かれていますが本人は、自分の才能を疎んでいます。その天才作家に追いつこうとする凡人。最終的には自分の才能を受け入れ、主人公の先で待っている選択を取りました。

 

共通ルートから一貫して主人公に対して、思い続け告白している。周りは天才作家として接する中主人公だけは、一人の人間として接してくれているところに惹かれています。←本人からの説明はなかったと思いますが、姉との会話で説明がありました。

だいぶルート後半は駆け足気味になっている気もしますが、【創作】に重きを置いているので創作後の展開に関しては不必要なのかな?と勝手に解釈しています。

 

桐葉ルート

 

声優科に所属している。人気声優として活動しています。

外面は良く、本当の姿は…まぁなんか裏があるだろうなと思ってました。

他ルートでは、完全な負けヒロインでしたねw

王道のツンデレキャラですね。一番好きなルートかもです。

どのルートでもそうなんですが基本的にきつい性格をしていますがなんだかんだいって優しいです。

桐葉を立ち直らせるために、恐らく自分は甘いことを言ってしまうところを厳しく強く言える主人公は桐葉のことを理解していますね。桐葉母の(夢を追うことを諦めた瞬間に、思い出となるのです)って言葉深いですね…

 

逢桜ルート

 

主人公の幼馴染で、ノベル科に所属しています。作家としての腕も一流です。

作中で彼女が言うセリフなんですが、【奇跡なんて、いらない。欲しいのはこの作品を終わらせる為の時間】というくらい

創作に命を燃やしていて、活動中の彼女は鬼気迫る勢いがあります。

 

創作に命を燃やしているのには理由がありました。実はここ結構重要な箇所なんですけどプレイ前にネタバレを踏んでしまったんですよね…なので頻りに彼女が最後や思いつめたような場面があるのですがそういうことね…って感じで見てました。

ラストはどちらともとれそうでしたが、桐葉ルートでも今はいない親友と言っていたので恐らく亡くなっていますね。

ラストシーンで主人公は私服でしたが、逢桜は制服でしたからね。

個人的には言い方は悪いですが、亡くなっていたほうがしっくりくるのではないかと思いました。

バットエンドではあるが、主人公と彼女の間ではハッピーエンドだったのではないでしょうか。

逢桜ルートでは関わりのある友人たちには、病状を説明していましたが他ルートでは海外留学ということになっていたのでもしかしたらそちらの世界線では、主人公たちは何も知らされずに逢桜と別れなくてはいけないのですかね…そう考えると寂しいです。

 

手足が動かなくなってしまい話したシナリオを主人公がパソコンで打ち込んでいく所はウルっときました。

ゲームのシナリオと現実がリンクしてくる感じがして・・・だからこそ逢桜には、亡くなっていて欲しいんですよね。

 

一応アペンドでは、奇跡的に手術が成功して生還ルートがプレイできますが正直通常ルートが、綺麗にまとまっていたので蛇足に感じてしまいました。通常逢桜ルートに納得している人はプレイするのはどちらでもいいかと。

他ヒロイン達もHシーンの追加と少々の内容でしたので。

無料で追加できるのでプレイして損はないですけど。

 

まぁ全部ひっくるめて間違いなく自分の中で心に残った作品の一つです。

 

コンシューマー版に移植しても売れそうな気もしました。Hシーンはあるにこしたことはないですが、そこ削ってOG組の過去話とかサブキャラクターのストーリーを少し追加するなどして(^^♪

 

毎回この手のゲームをクリアするとロスに陥るのでしばらく他のゲームはプレイできないかもです。

 

書いていて思ったのですがONEで奇跡はあるよって言われて、この作品で奇跡なんていらないと言われて情緒はぐちゃぐちゃです。

 

こんな感じでこれからもプレイした感想を書いていきます。