3月もいよいよ下旬になりました。関東近郊の公立小中学校も卒業式を迎えたところが多いかと思います(先日、そのような人とすれ違いました)。日も長くなり、気温もだんだん上がってきました。
さて3月20日は春分の日で、3月の貴重な祝日の一つであります。この日前後の1週間が春のお彼岸とされており、スーパーマーケットでは落雁やおはぎ※などが売られていました。私も先日、祖母の家の仏壇に手を合わせてきました。
※おはぎは、春のお彼岸の時期には「牡丹餅」と呼ばれることが殆どだが、本ブログではこれ以降便宜上「おはぎ」に統一して表記するものとする。
お彼岸の話はさておき、3月20日は水曜日で祝日だったこともあり、サッカーJ2・J3の第5節が開催されました。国際Aマッチ期間中のためJ1は開催されませんでしたが、逆に言えばFC東京のリーグ戦がない貴重なタイミングでしたので、この日は横浜FC対ザスパ群馬戦を観にニッパツ三ツ沢球技場に行ってきました。このカードを選んだ理由は、首都圏で昼間に開催される試合であり、横浜FCが前年度のJ1所属チームであること、加えてFC東京に所属経験のある中村拓海選手・三田啓貴選手が横浜FCに在籍しているからです(この2人はスタメン出場)。
運賃の関係上、横浜方面に出かけるときは自宅から京王線と京王井の頭線を乗り継ぎ一旦渋谷まで行き、そこから東急東横線で南下してくることが殆どです。
11時40分前に横浜駅に着きました。
横浜駅の構内には、横浜DeNAベイスターズの開幕の宣伝広告が随所に掲出されていました。この日はベイスターズも横浜スタジアムでオープン戦を開催しており、それ目当てと思われるプロ野球ファンともすれ違いました。
横浜駅でブルーラインに乗り換え、スタジアムの最寄り駅である三ツ沢上町駅に向かいます。
三ツ沢上町駅はドーム状になっているので、天井が高いです。
改札には、横浜FCのポスターが貼られていました。
ニッパツ三ツ沢球技場は三ツ沢公園の中にあります。三ツ沢上町駅からは徒歩15分で、道のりが結構複雑ですが、随所にある看板を頼りに進むと三ツ沢公園にたどり着けます。
公園の中を歩いて行くと、ニッパツ三ツ沢球技場に着きます。
本日の試合会場です。同じ横浜市内にある日産スタジアムは陸上競技場ですが、こちらは球技専用スタジアムです。
試合には、対戦相手・ザスパ群馬のマスコットキャラクター「ザスパンダ」(右側)も来ていました。群馬は今季より、チーム名を「ザスパクサツ群馬」から「ザスパ群馬」に改め、エンブレムも刷新しました。その過程で、マスコットも新たに「ザスパンダ」が登場しました。左側は横浜FCのマスコットキャラクター「フリ丸」です。
さて入場します。球技専用スタジアムであるため、陸上トラックがない分見やすさの面では優れています。定員が15454人とJ1対応スタジアムの中では小規模ではありますが、それでも横浜におけるサッカーの聖地として有名です(古くは1964東京五輪のサッカー競技も当地で開催され、日産スタジアム完成前は横浜マリノスと横浜フリューゲルスが共に本拠地としていた。近年では横浜市出身の中村俊輔選手の引退試合も当地で開催された)。
ニッパツ三ツ沢球技場には芝生にスプリンクラーが設置されていないため、散水時はこのように係員がホースを使って散水をしています。
空がどんよりとしています。ウォーミングアップ中に雨が降りましたが、試合開始前には止みました。なおニッパツ三ツ沢球技場には屋根が架かっていないため、雨が降り出した際には観客はコンコースに避難していましたが、ゴール裏のサポーターは雨具着用の上で応援歌を歌い続けていました。
直前まで雨が降っていたこともあり、フリ丸も雨合羽を着て登場しました。
さてスタメン発表です。まずアウェイの群馬ですが、かつて横浜FCに所属経験のある中塩大貴選手の名前が呼ばれると、横浜FCのゴール裏から拍手が起こりました。監督は、かつて浦和レッズで指揮を執ったことのある大槻毅監督です。
ホーム・横浜FCのスタメン発表です。監督は、かつて札幌で監督・コーチを務めていた四方田修平監督です。
選手入場。
円陣を組み、前半キックオフです。
前半11分、横浜FCがCKから伊藤翔選手のヘディングで先制に成功します。
前半22分には、群馬の髙澤優也選手が横浜FCの岩武克弥選手と接触し、それに対して岩武選手が髙澤選手を倒すシーンがありました。一触即発でした。後に髙澤選手にはイエローカードが、岩武選手にはレッドカードが提示されました。
岩武選手の退場により、横浜FCは前半27分に早くも選手交代。
群馬のセットプレーでしたが、横浜FCのGK・市川暉記選手がセーブします。
横浜FCのリードでハーフタイムに入ります。
ハーフタイム中に買って食べた「ペンギン串」。ペンギンの形をしたかまぼこで、にんじんやごぼうが練りこまれています。
後半キックオフ。
この試合の入場者数は5061人でした。
横浜FCのセットプレー。
試合終了。1対0で横浜FCが勝利しました。
試合終了後の横浜FCのゴール裏です。サポーターが大旗を振って勝利を喜んでいます。1年でのJ1復帰を目指すチームとしては、ホームで絶対に勝利するという気持ちが強く感じられ、岩武選手の退場こそあったものの熱狂的なサポーターの後押しがホームでの勝利につながったのではないかと思います。
一方、同じく群馬のゴール裏です。サポーターのブーイングが聞こえてきました。群馬はこれで3連敗。60分以上にわたる数的有利を活かせなかったのが非常に痛いところです。
試合終了後の場内一周では、J2第3節・山形戦で負傷した森海渡選手を励ますべく、選手・スタッフが森選手へのメッセージ入りTシャツを着用していました。森選手は、昨年は徳島ヴォルティスでチーム最多の13ゴールを決めました。その活躍から、横浜FCでも攻撃面でチームを引っ張りJ1復帰に貢献してくれると思っていました。大怪我で戦線を離脱せざるを得なくなるのは、チームにとっても、サポーターにとっても、そして何より選手本人にとっても非常につらいことであります。しかしながら、まずは1日でも早く復帰して、万全な状態でチームに合流できることを、サッカーファンとして願うばかりです。
天候ですが、ウォーミングアップの途中から試合開始直前まで降り続け、試合中こそ雨は止んでいたものの、試合が終了しスタジアムを出た16時20分頃から雷雨に見舞われました。風も強く、傘も吹き飛ばされそうになりました。それでも横浜駅に着く直前には、傘を差さずとも歩けるぐらいまでに収まりました。私はスポーツ観戦における晴天率が高いため、雨具を持って行かないことが多いですが、
これで2024シーズンのJリーグ観戦が4試合となりました。昨年までのペースを大幅に上回っています。ですが次回は4月7日(日)、国立競技場か埼玉スタジアムのどちらかに再びJリーグ観戦に行く予定です。今季からはFC東京以外にも首都圏で開催されるJリーグの試合を積極的に観に行く方針としているので、この先はJ1の浦和・柏・東京V・川崎・横浜FM・湘南、J2の千葉のホームゲームも観に行く予定です。
~この先の観戦予定~
- 4月7日(日)J1 FC東京vs鹿島アントラーズ(国立)または浦和レッズvsサガン鳥栖(埼スタ)
- 招待券が当たれば国立競技場に、外れた場合は埼玉スタジアムに行く予定
- 4月21日(日)J1 FC東京vsFC町田ゼルビア(味スタ)
- 5月3日(金)J1 川崎フロンターレvs浦和レッズ(等々力)
- 5月6日(月)J1 東京ヴェルディvsジュビロ磐田(味スタ)
- 7月6日(土)J1 柏レイソルvsFC東京(三協F柏)
- 9月中旬 J1 FC東京vs名古屋グランパス(国立)
- 9月末 J1 横浜F・マリノスvsFC東京(日産)
- 9月末 J2 清水エスパルスvs横浜FC(国立)
- 11月9日(土)J1 FC町田ゼルビアvsFC東京(国立)
- 11月30日(土)J1 首都圏クラブのホームゲーム
- 12月8日(日)J1 FC東京vsセレッソ大阪(味スタ)