3月になりました。前週から開幕した明治安田J1リーグは、川崎や鹿島などが第2節にホーム開幕戦を迎えました。同じくFC東京も、サンフレッチェ広島をホームに迎えて3月2日(土)にホーム開幕戦が行われました。3週連続サッカー観戦の第3回は、このFC東京のホーム開幕戦を観に味の素スタジアムに行ってきました。
<おことわり>
これ以降、チーム名で「東京」と略した場合はFC東京を指します。同様に「川崎」は川崎フロンターレを指すものとします(今後の記事も同様)。
(駅舎の写真のみ昨年2月撮影)
味の素スタジアムの最寄り駅は、京王線の飛田給駅です。飛田給駅は新宿駅から電車で約30分程度、更に駅からスタジアムまでの道はほぼ一直線、しかも徒歩5分程度なので交通アクセス面では非常に便利です。
スタジアムへの道の途中には、東京の選手のバナーが掲げられています。
この横断幕が掲げられている歩道橋を上がっていくと、もうすぐスタジアムです。
スタジアムの正面入口です。FC東京は今季よりエンブレムが新しくなったため、バナーや幕などもこれに合わせて新しくなりました。また正面入口は「京王ゲート」として運用されます。
ちなみに、エンブレム変更に伴い新たなフォントが制定され、今季からユニフォームにはそのフォントが使用されているほか、クラブ名のローマ字表記も「F.C.TOKYO」からピリオドを取り「FC TOKYO」表記に改められました。
今季よりグッズショップも大幅にリニューアルされました。併せてレジ担当のスタッフも大幅に増えました。このまま常設の店舗になっても違和感がありません。
FC東京のホームゲームでは、「青赤パーク」が開催されています。スタジアムグルメが出店している他、マスコットキャラクター「東京ドロンパ」を模したアトラクションも用意されています。
スタジアムグルメの一例です。左は牛すじの煮込み、右はパエリアとサワーですが、他にも卵焼きやローストビーフ丼、ソーキそばなども販売されています。浦和の興梠慎三選手の家族が経営している「ローストチキン コオロギ」のキッチンカーも出店しています。
さて、東京ドロンパが登場しました。2009年から登場しており、ファンの中では非常に人気です。この日も多くのファンが東京ドロンパのもとに集まっていました。
スタンドに入ります。今回はバックスタンドの最上段です。単独で観に行く場合はホーム自由席の中でも端の席にすることが殆どですが、今回は東京サポーターでもある高校時代の同級生が指定席を確保してくれており、その同級生がいつも選ぶ席にしました。
そしてゴール裏には、このような横断幕が掲げられていました。
「優勝して熱狂 東京こそ全て 俺らを熱くする 情熱をぶつけろ 優勝掴み取れ」
2024年、FC東京はピーター クラモフスキー監督体制2年目を迎えます。今年からJ1が20チームに増え、しかもFC東京に加え東京ヴェルディ・FC町田ゼルビアがJ2から昇格し、東京勢が3チームもJ1に名を連ねています。そして、FC東京は念願の初優勝のために、高宇洋選手、小柏剛選手、遠藤渓太選手、荒木遼太郎選手と他クラブで主力として活躍してきた選手を獲得しました。彼らのためにはもちろんのこと、森重真人選手や長友佑都選手、ディエゴ オリヴェイラ選手らベテラン勢のためにも念願の初優勝を目指します。
そして、見切れていますが隣にはチバユウスケさんへの追悼の横断幕も張り出されました。生前、チバさんはFC東京の応援歌も作っており、チバさんの休養発表直後にはゴール裏に「勝ちに行けチバユウスケ」の横断幕が張り出され、更に試合前にはその応援歌がサポーターによって熱唱されていました(J1第10節・新潟戦。私も現地観戦)。
どのスタジアムに行っても、この映像を観るとJリーグの試合会場にいることを実感させられます。
- タイトルパートナー(リーグ戦の冠スポンサー):明治安田
- オフィシャルブロードキャスティングパートナー(試合のライブ配信を実施):DAZN
- トップパートナー:アイデム・ルートインホテルズ・AEON・NTTドコモ・コナミデジタルエンタテインメント・いちご
- オフィシャルエクイップメントパートナー:アディダスジャパン・モルテン
- スポーツ振興パートナー:スポーツくじ(toto・BIG・WINNER)
- オフィシャルチケッティングパートナー:ぴあ
- オフィシャルECプラットフォームパートナー(Jリーグオンラインストアの大元):楽天グループ
- オフィシャルテクノロジーパートナー:NTTグループ
Jリーグパートナーの皆さん、いつもご支援ありがとうございます。
また、今季よりゴール裏にもLED看板が設置されました。J1では既に浦和やG大阪など多くのチームでゴール裏にLED看板を設置しており、FC東京でも導入は時間の問題だろうと考えていましたが、いよいよ今季より導入です。
- プレミアムパートナー:東京ガス・MIXI・三菱商事・三井物産・ニューバランス・きらぼし銀行
- ゴールドパートナー:清水建設・めちゃコミック・エイジェック・ぴあ・セブンイレブン・ライフバル・JTB・住友商事・商船三井・三菱電機・IWI・大矢運送・BRI・京王電鉄
- シルバーパートナー:日本郵船・アルティウスリンク・明治安田・シミズオクト・関電工・TLT・ジーク・くらしのサス活・MARUTONE・INPEX・EURO SPORTS・NEP・DYM・アミノバイタル・帝京大学・FIRST PARTNERS・KIRIN・グッドコムアセット・ポケットカード・TOKYO MX
- ブロンズパートナー:Paidy・ニシヤマ・IHI・フレッシュデルモンテ・ONOYAMA・岡谷鋼機・AK RACING・日鉄P&E・G-SHOCK・鹿島建設・大成建設・東京ガス不動産・渋谷不動産エージェント・JOYSOUND・INRISE・東京ガスエンジニアリングソリューションズ・トレジャーファクトリー・TOMAS・梓設計・滋慶学園グループ・PTD・ドクターストレッチ・帝人フロンティア・さつき水道サービス・多摩ファミリークリニック・三興塗料・京王閣・合同資源・コープデリ・EsTRUTH・ネットワーク水道センター・ナイテックス・すき家・CBC GROUP・ヴェリタスブロイ・ANYTIME FITNESS
- オフィシャルサプライヤー:SHIPS・西川・筋肉食堂・ニチバン・PR TIMES
今季開幕時点での、FC東京のスポンサーです。ご支援ありがとうございます。もともと東京ガスサッカー部として発足された経緯から、東京ガス関連の企業がスポンサーに名を連ねており、今年はユニフォームの胸スポンサーが東京ガスです(ちなみに、東京ガスは過去にACL用のユニフォームでも胸スポンサーを務めていたほか、XFLAG→MIXIが胸スポンサーになる前はライフバルが胸スポンサーだった)。
またスポンサー紹介が、今季から選手たちがVTRでスポンサー名を読み上げる方式になりました(昨年まではスタジアムDJが全スポンサー名を読み上げていた)。
まるで、テレビ番組での出演者による提供読みを観ているような感覚です。
選手のウォーミングアップです。V・ファーレン長崎への期限付き移籍から復帰した波多野豪選手に対しては、ゴール裏から「おかえり波多野!」コールがありました。
続いてFC東京への、最優秀育成クラブ賞の授与です。Jリーグからの表彰ということで、てっきり野々村チェアマンが登場するのかと思っていました。
かつてJ3にU-23チームを参加させていたことからも、FC東京はユース選手の育成に積極的です。
いよいよスタメン発表です。
まずはアウェイ・サンフレッチェ広島のスタメン。
今季より、ビジターチームのスタメン発表の画面の配色が逆になりました(昨年までは黒字に白抜きで表示されていた)。またFC東京サポーターは相手チームの有力選手にブーイングをすることが多いですが、この試合は大橋祐紀選手へのブーイングが強かったです。
大橋選手は湘南から完全移籍加入しましたが、前節・浦和戦で早くも2ゴールを決め、チームも2対0で勝利しました。対するFC東京も、鹿島から期限付き移籍で加入した荒木遼太郎選手が、前節・C大阪戦で2ゴールを決めました(こちらは2対2で引き分け)。この試合では、大橋選手と荒木選手の対戦に注目していました。
いよいよ、FC東京のスタメン発表です。2019年以降、スタメン発表の映像が大幅にレベルアップしており、昨年は東京都内の名所を背景に選手がボールを蹴ったり、GKはボールを止めたりするシーンが使われ、非常に大好評でした。今年はスタジアムでのサポーターを背景に、やはり選手がボールを蹴ったり、GKはボールを止めたりするシーンになりました。
スタメン発表の後は『You’ll Never Walk Alone』の斉唱です。歌に合わせて、サポーターはタオマフを掲げるのが慣例です。この間にビジターチームのサポーターはブーイングをしたり、別のチャントや応援歌をかぶせたりしてきますが、それに負けじと東京サポーターは歌い続けます。
選手入場。2022年以降、開幕戦は盛大な演出がなされることが多く、今年も花火が打ち上げられました。
まるでヨーロッパのサッカーの試合を観ているような感覚です。
円陣を組みます。波多野選手は長崎に所属していたこともあり、円陣ダッシュで一人だけすぐにゴールに向かいます。
前半キックオフ。選手入場の際の、花火の煙がまだ残っています。
前半はスコアレスで折り返します。
後半24分、広島にPKが与えられます。そのPKを大橋選手が決め広島が先制。
昨年から、VAR導入試合ではどの事象に対してVARが介入しているのか、更にその理由も表示されるようになりました(ただし判定の理由が表示されないスタジアムもある)。
しかしその2分後、荒木選手のゴールでFC東京が同点に!
ホーム初ゴールは前節2得点の荒木選手でした。本来ならゴールを決めた際は『東京ブギウギ』を歌うのが慣例ですが、この時は『東京ブギウギ』ではなく『誰が何と言おうと周りは気にするな』を歌っていました。東京サポーターは逆転を期待していました。
今季から、京王電鉄が来場者数発表のスポンサーになりました。今季はエンブレム変更に合わせて、特に電光掲示板の演出の変更もかなり多いです。
FC東京にPKが与えられるのかと思いきや、VARによりPK無しの判定に。
後半は広島に押されながらも、PKで失点の直後に1点を返しましたが、1対1の同点で試合終了。
この試合は、GKの波多野選手のスーパーセーブに何度も救われました。PKによる失点こそあったものの、この試合のMVPは波多野選手ではないかと考えています。また荒木選手も同点ゴールを決め、新加入にして2試合連続ゴールです。今後の上位浮上は荒木選手にかかっていますが、一方で他の選手にも早くゴールを決めてほしいところです(FC東京の、第2節時点での通算3得点はいずれも荒木選手のゴール)。
一方で、広島は1度も選手交代をせずに90分を終えました。これは交代が5人まで認められている令和のサッカーにおいてなかなかな賭けのように思いました(例えば川崎は交代枠をほぼ毎試合使い切っており、FC東京もこの試合は4人を交代させている)が、今後も厳しい戦いが続くことは間違いない以上、ここは敢えて選手を温存させているとみていいと思います。
2024シーズンが開幕して、早くも3試合を現地観戦しました(スーパーカップを含む)。次のFC東京の現地観戦は4月を予定していますが、その間に3月20日(水・祝)のJ2・横浜FC対ザスパ群馬の試合のチケットを購入したため、次回のJリーグ現地観戦はその試合の予定です。
また、今週末は乃木坂46の12th YEAR BIRTHDAY LIVEの無券参戦に行ってきます。
以上