今や、私はサッカーファンとしてご存知の方も多いのではないかと思います。なぜサッカーファンになったのか、またサッカーファンになってから今までの私についてを今回の記事で書いていきたいと思います。

 

<第1章 2019年>

私がサッカーファンになったのは2019年。高校入学から1年後のことです。

この時、既に母と妹が、FC東京のサポーターでありました。もともと、母が仕事を通じてFC東京の試合を観に行ったことをきっかけに、FC東京のサポーターになっており、妹もFC東京のサポーターになっていました。

しかも2019年は、FC東京が開幕12戦無敗という記録を打ち立て、横浜F・マリノスや鹿島アントラーズと優勝争いを繰り広げていました。

そこで私もFC東京を注目するようになり、更にJリーグのファンにもなりました。

 

はじめて現地観戦したJリーグの試合は、2019年7月27日、J2の東京ヴェルディ対FC町田ゼルビア戦。味の素スタジアムで開催された試合でした。

東京Vがオウンゴールの1点を守り切り勝利した試合でしたが、実はこの当時はスポーツ観戦の機会そのものが少なく、味スタに足を踏み入れたのもこの試合が初めてでした。

 

この翌月、8月17日にはFC東京対サンフレッチェ広島のJ1リーグの試合を、同じく味スタで観戦しました。当時、LINEチケットでの招待券が当たったため観に行けましたが、これが初のJ1現地観戦の試合でした。

当時はFC東京が首位でしたが、ラグビーワールドカップが味スタで開催されるため、この試合を最後に第32節まで味スタでホームゲームを開催できず、アウェイ8連戦となる日程が組まれていました。一方、広島はかつてFC東京の監督だった城福浩監督が指揮を執り、また柏好文選手が大活躍していることから、広島のスタメン発表では佐々木翔選手や青山敏弘選手ら日本代表経験のある選手に加えて、柏選手や城福監督に対してもFC東京サポーターがブーイングを送っていたことが今でも記憶に残っています。

試合はFC東京が敗れましたが、FC東京の試合を現地で観ることができて非常にいい機会になりました。

 

この翌週には横浜FC対鹿児島ユナイテッドFCのJ2の試合を観に行きましたが、横浜FCに移籍して間もない中村俊輔選手が途中交代で出場し、試合終了後の選手たちの場内一周の際には「しゅんすけー!」と俊輔選手を呼んでいる子供たちが多かったことを今でも覚えています。

そしてJ1第32節、FC東京対湘南ベルマーレ戦。しばらくぶりのホーム味スタでの試合を何とか首位で迎えることができましたが、横浜FMが首位との差を詰めており、優勝のためには負けられない一戦でした。しかも対戦相手はJ1残留を争う湘南。これはもう勝ちに行くしかない大一番でした(ちなみに現地観戦をしていた裏で、NHK総合テレビでもこの一戦が生中継されていました)。

湘南に先制されましたが、後半49分に森重真人選手が同点ゴール。雨の中の一戦でしたが、試合終盤の同点弾でなんとか勝ち点1を積み重ねることができました。しかし2位の横浜FMは勝利しており、首位陥落。この試合で勝っていれば、とも思えてしまいました。

FC東京は最終節で横浜FMとの直接対決に敗れ、J1優勝を逃してしまいましたが、それでも2019年は、東京に、しかも調布に、FC東京という非常に素晴らしいチームがあることを教えてくれたシーズンだと思っています。

 

<第2章 2020年~2021年>

2020年、私は初めてFC東京のユニフォームを入手しました。

これはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)用のユニフォームです。2019年、FC東京はJ1リーグを2位で終えたため、ACLの出場権を獲得しました。ACLのユニフォーム自体、なかなか買える機会がないため、親と交渉した末にユニフォームを買うことができました。

2020年は進路活動でスポーツ観戦どころではなかったことと、新型コロナウイルスの影響で多くの試合において入場制限が課せられたこともあり、殆ど観に行けませんでした。ACLも平日夜の開催で学校と重なるため観に行けず、開幕戦も清水エスパルスとのアウェイゲームで、加えて体調不良で寝込んでいたため観に行けませんでした。

しかし7月にJリーグが再開してから、FC東京はACLに出場予定だったこともあり水曜日と週末の週2日開催になることが殆どでした。チームは過密日程を強いられていましたが、その一方で週2日Jリーグという楽しみがあることで、非常につらかった時期を乗り越えることができたと感じています。

ACLは決勝トーナメント1回戦で敗れた一方、ルヴァンカップは年明け1月4日に行われた決勝で柏レイソルを破り、11年ぶりの優勝を果たしました。

新型コロナウイルスに大いに狂わされたシーズンでしたが、最後は味スタでの2試合、そして国立競技場でのルヴァンカップ決勝を勝利することができ、何と言ってもルヴァンカップ優勝という形で2020シーズンを締めくくることができたのは非常に最高でした。

 

そして2021年5月、およそ1年半ぶりに味スタでの現地観戦が叶いました。ルヴァンカップ グループステージ第6節、大分トリニータ戦です。

この試合も大分に先制されましたが、永井謙佑選手の同点ゴールもあり引き分けで終了。

 

その後、10月は鹿島アントラーズ戦、11月は徳島ヴォルティス戦を観に行きましたが、どちらも相手に2点を奪われ敗れました。

実は、ここまでFC東京の試合を5試合現地観戦していますが、勝てた試合は1度もなく、むしろ負け越しているという現状でした。そもそも、チームが2021年の春に5連敗を喫しており、10月の鹿島戦から約2週間後には横浜FMに8対0で敗れ、更にその翌日には長谷川健太監督の辞任が発表されました。とはいえ、私の目の前で勝てないのは何があったのだろうと考えることも少なくありませんでした。

 

<第3章 2022年>

2022年、FC東京はアルベル監督が就任し、松木玖生選手らが加入。森重真人選手が再びキャプテンに就任するなど、また新たなチームになろうとしていました。一方の私も、前年の夏からアルバイトにおいて毎月数万円単位で稼ぐようになり、現地観戦の機会を増やそうとしていました。

そんな中で、2022年3月12日に広島とのホーム開幕戦を観に行きました。本来ならば第2節の名古屋グランパス戦がホーム開幕戦の予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により延期となっていました。もともと、そのような事情は関係なく広島戦を観に行く予定でしたが、この延期により偶然にも観に行く予定の試合がホーム開幕戦となりました。

開幕に合わせて2年ぶりにFC東京のユニフォームを購入しました。これまでは2020年のACL用のユニフォームを着ていましたが、新たなスタートを切るべく今回は髙萩洋次郎選手のユニフォームを選びました。

試合は森重真人選手とアダイウトン選手の2ゴールで先制。広島に1点を返されましたが、2対1で勝利し、FC東京のサポーターになってから3年が経ったところで、ようやく現地観戦で勝利の瞬間を見届けることができました。

 

4月20日には、延期になっていた第2節 名古屋戦を観に、再び味スタに行きました。平日のナイトゲームを観に行くのは初めてでしたが、学校が早く終わったこともあり余裕をもって観に行けました。

FC東京のヤクブ スウォビィク選手、名古屋のランゲラック選手と、Jリーグを代表する外国籍GK同士の対戦となったこの一戦は、現地観戦では初めて0対0のスコアレスドローで終了しました。

 

夏休み終盤の9月18日、第30節 京都サンガF.C.を観に国立競技場に行ってきました。

国立競技場は東京オリンピックに向けて改築されましたが、2022年から当地でJリーグのリーグ戦も開催されており、既に国立開催のホームゲームを観に行った友達に勧められて国立開催の京都戦を観に行くことにしました。

選手入場の花火は非常に迫力があったことを、今でも覚えています。

 

この試合はレアンドロ選手とアダイウトン選手の2得点で勝利しました。この2人は国立開催の試合でゴールを決めており、FC東京のスタッフからは「国立男」とも称されていました。

 

そして11月5日、最終節 川崎フロンターレとの多摩川クラシコを観に、味スタに行ってきました。チケットを買ってくれた友達曰く、争奪戦だったとのことでしたが、それでもチケットを買ってくれたので最終節を観に行けました。

FC東京はこの試合の前日夕方にGK 林彰洋選手の契約満了が発表され、また長友佑都選手のカタールW杯日本代表への選出が決まっており、この2人を勝利で送り出したいところでした。一方の川崎も、谷口彰悟選手と山根視来選手の日本代表選出が決まっていましたが、それ以上に逆転でのJ1リーグ3連覇がかかった大一番でした。また当日は、試合に合わせて歩行者天国「青赤ストリート」が開催されており、味スタのある飛田給は両チームのサポーターでごった返していたことが今でも記憶に残っています。

試合は2対3で敗れました。それも川崎にリードされてはFC東京が追いつき、しまいにはオウンゴールで川崎が勝ち越すという展開でした。それでも、多摩川クラシコを現地で観に行くことができてよかったと思っています。

なお、試合終了後にはいつも私の活動にご協力いただいている「わたつよし」さんに初めてお会いしました。

わたつよしさんは山梨在住で、試合のある度に味スタや国立競技場に来られています。また、乃木坂46のファンであるという共通点もあります。

(右がわたつよしさん、左は私)

この試合以降、ライブ会場やFC東京の試合ではわたつよしさんと会うことが恒例となっています。

この年はカタールW杯が11~12月に開催された関係上、サッカー観戦は11月で終わりとなりました。

 

<第4章 2023年>

2023年に入ると、J1リーグ以外の試合も積極的に観に行くようになりました。

まず成人の日は、高校サッカー決勝を観に国立競技場に行ってきました。

本来ならばこの日は高校サッカーの裏で成人式が開催されていましたが、私はそれ以上に高校サッカー決勝を重要視していたため、成人式を欠席して国立競技場に行ってきました。

この試合で、岡山学芸館高校が県勢初優勝を決めました。表彰式まで見届けてきましたが、その際に2年前の同級生の優勝、同じく2年前のFC東京のルヴァンカップ優勝、更に前年の松木玖生選手の高校サッカー優勝を思い出し、感慨深い気持ちになりました。

2月は初めて、FUJIFILM SUPER CUPを観に、またしても国立競技場に行ってきました。対戦カードは横浜F・マリノス対ヴァンフォーレ甲府で、FC東京が絡まないJリーグ公式戦を観に行くのは3年ぶりでした。

海外サッカーファンの友達を連れて観に行きましたが、彼も試合を熱心に楽しんでくれたので、連れて行ってよかったと今でも思っています。

 

そして2023年も新たにFC東京のユニフォームを購入しました。

2023年は仲川輝人選手のものにしました。仲川選手は2019年に横浜FMで得点王を受賞、更には2019年のMVPにも選ばれました。優勝争いをした時のライバルチームの、しかも得点王とMVPの二冠を達成した選手が加入してくることで、これは念願の初優勝に向けて大きな補強だと感じました。

さて、スーパーカップの翌週には、そのFC東京のホーム開幕戦を観に味スタに行ってきました。対戦相手は浦和レッズ。サッカーファンの方々なら、浦和サポーターの熱狂度は世界レベルであることをご存知だと思いますが、まさしく世界レベルの熱狂度を味スタで目にしました。

勝利への機運が高まる演出です。MIXIが親会社になってから、特にホーム開幕戦と国立開催の試合は盛大な演出がなされています。

ホーム開幕戦、相性が悪い浦和に2対0で勝利し、これは優勝も期待できる絶好のスタートだと感じました。

 

続いて4月にはアルビレックス新潟戦を観に行きました。新潟は小泉慶選手、渡邊凌磨選手、そしてアルベル監督の古巣です。また浦和戦と同じく、大勢の新潟サポーターが味スタに駆け付け、ビジター側のゴール裏はオレンジ一色でした。

試合は2対1でFC東京が勝利しました。セットプレーでも、スーパーゴール連発の一戦となりました。

 

およそ2か月後、7月にはFC町田ゼルビア対東京ヴェルディの試合を観に国立競技場に行ってきました。改築後の国立競技場で、初のJ2の試合、しかも首位の町田と2位の東京Vが対戦することもあり、3万人を超える観衆が詰めかけました。

迫力のある演出、更には試合が接戦だったこともあり、もはやJ1なのではないかと思えるぐらいの試合でした。

 

8月26日、再び国立競技場に行きました。今度は、FC東京対ヴィッセル神戸のJ1リーグの試合です。

この日は神宮球場でも、乃木坂46のライブが開催されたため、今まで以上にスタジアム周辺はサッカーファンとアイドルファンでごった返していました。

サッカーファン兼アイドルファンの方々なら、行きたい試合と行きたいライブが重なったらどちらを優先するべきか悩むはずです。しかし私は、特に乃木坂46のライブに関してはグッズを買って集合写真を開催できればそれで十分だと考えていたため(この辺の事情に関してはまた別の記事で紹介します)、ここはFC東京を優先しました。

対戦相手は首位の神戸でしたが、前半18分にディエゴ オリヴェイラ選手が先制ゴール。後半に入り神戸に同点に追いつかれますが、後半のアディショナルタイムは13分の表示。

アダイウトン選手のゴールで再びリードしましたが、再び同点に追いつかれ2対2で終了。神宮球場もライブで非常に熱狂していましたが、国立競技場もサッカーの試合で非常に熱狂しました。

 

10月には、ヴァンフォーレ甲府のACLの試合を観に、またしても国立競技場に行ってきました。本来ならACLも各クラブの本拠地で開催されますが、甲府は本拠地のJITリサイクルインクスタジアムがACLの開催基準に満たさないため、「クラブのロマンを追求」するべく国立競技場で開催されました。

試合はタイのブリーラム・ユナイテッドを相手に、点を奪えない状況が続いていましたが、後半45分に長谷川元希選手が先制点を奪います。

 

何とか1対0で逃げ切り、J2勢のACLグループステージ初勝利の瞬間を見届けることができました。

 

11月25日、FC東京対北海道コンサドーレ札幌のホーム最終戦を観に、約7か月ぶりに味スタに行ってきました。

 

そもそも試合自体の間隔が空いていたこともありますが、10月のガンバ大阪戦を最後に勝利から遠ざかっていました。しかも、FC東京は翌年よりエンブレムが変更されることが発表されているため、今までのエンブレムで戦えるのは残り2試合です。

試合はディエゴ オリヴェイラ選手が先制点を奪いましたが、後半に入り札幌に2点を奪われ、後半アディショナルタイムには大森真吾選手に決勝点を入れられ、結果1対3で逆転負けを喫しました。

 

2023年は、優勝候補に推される声もあったものの、実際には途中で監督が交代するなど好不調の波が激しかったです。試合終了後のホーム最終戦セレモニーでは、キャプテン挨拶・監督挨拶でゴール裏からブーイングがあったことを今でも覚えています。

 

この翌週の、湘南ベルマーレ対FC東京の最終節も現地観戦しました。これまで、FC東京の試合は味スタや国立でのホームゲームしか観に行ったことがありませんでしたが、今回は初のアウェイ観戦です。電車を乗り継いで、レモンガススタジアム平塚まで行ってきました。

アダイウトン選手やヤクブ スウォビィク選手の契約満了が発表された直後で、アダイウトン選手はスタメンに名を連ねました。

試合は0対1でFC東京が勝利しましたが、この1点はアダイウトン選手のアシストから小泉慶選手の移籍後初ゴールによるものでした。

選手交代時、更に試合終了後にはアダイウトン選手のチャントが鳴りやまなかったことを今でも覚えています。

また、FC東京の従来のエンブレムで戦う最後の試合でもあったため、最後の試合を2か月ぶりの勝利で終えることができたのは本当に良かったです。

 

2023年の現地観戦は、これで終わりではありません。12月29日には、高校サッカー1回戦を観に埼玉スタジアムに行ってきました。

埼スタは浦和レッズの本拠地である一方、サッカー専用スタジアムとしては国内最大級であり、日本代表の試合会場にも選ばれています。国立競技場の改築工事中は天皇杯やルヴァンカップ、そして高校サッカー決勝も当地で開催されており、サッカーファンとして一度は行ってみたいスタジアムでもありました。

2試合とも大きな差がつきましたが、それ以上に、今までは味スタや国立など陸上競技場でのサッカー観戦に慣れていたため、埼スタで観るサッカーの試合は想像以上に臨場感があることを実感できました。

 

<第5章 2024年以降>

2024年も、新年最初のサッカー観戦は国立競技場での高校サッカー決勝でした。

青森山田高校の試合を観るのは初めてでしたが、さすが高校サッカーのトップクラスの戦いぶりであることを感じられました。

 

そして2024年も、FC東京のユニフォームを購入しました。

今年は遠藤渓太選手のユニフォームです。遠藤選手もまた、2019年に優勝争いをした時のライバルチームの一員で、最終節の直接対決で決勝点を奪いました。そもそも、FC東京のピーター クラモフスキー監督は2019年に横浜FMでヘッドコーチを務めており、もしかしたらこの縁があったからこそ遠藤選手はFC東京に来ることができたかもしれません。

 

今年は、現時点で10試合程度は現地観戦をするつもりです。

【観戦予定・候補】

  • ヴィッセル神戸 vs 川崎フロンターレ(FUJIFILM SUPER CUP/2月17日(土)国立)
  • FC町田ゼルビア vs ガンバ大阪(J1第1節/2月24日(土)Gスタ)
  • FC東京 vs サンフレッチェ広島(J1第2節/3月2日(土)味スタ)
  • 東京ヴェルディ vs ジュビロ磐田(J1第12節/5月6日(月)味スタ)
  • FC東京の国立開催のホームゲーム(7月or9月)
  • 横浜F・マリノス vs FC東京(J1第32節/9月末 日産)
  • FC町田ゼルビア vs FC東京(J1第36節/11月9日(土)国立)
  • ジェフユナイテッド千葉のホームゲーム(フクアリ)
  • ガンバ大阪のアウェイゲーム(関東開催)
  • 川崎フロンターレのホームゲーム(等々力)
以上