カブトムシが家のインターホンに止まっていた時の対処法 | 松嶋初音 公式ブログ『松嶋す。』 Powered by アメブロ

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ここ数日で心境の変化があった。

前回更新した頃はとてつもなく落ち込んでいた。だが、今その時の気持ちがわかるかと言われるとわかるようなわからないような薄ぼんやりした感じ、というのが一番近い。

ぼんやり感で言えば箱根などの山近くの旅館に泊まった際に迎える朝が好きだ。普段よりずいぶん早い時間に布団に入ってコロリと寝てしまうので、間違った時間に起床することがある。多くは空が薄ぼんやりと明るくなりだす4時頃だ。

そのままぼんやりと平べったい敷布団に寝たまま動かずに、じっと窓を見ているのも良いが、大概そういう時には不思議な行動力があり、ぬるりと立ち上がって窓の近くへ歩み寄ってしまう。レースのカーテンをめくると窓には結露が少しできていて指でぬぐってみると向こう側の景色が見える。焦点を当ててみると、少し明るくなった山からはもくもくと湯気が出ている。

「山からはもくもくと湯気が出ている」
なんとはなしに書いたもののあれの名前は「湯気」で良いのだろうか。そう思って親切な私は「朝 山 湯気」でグーグル先生に聞いた。答えてくれたのはグーグル先生ではなくヤフーの知恵袋だったが、読めば読むほどなるほどよくわからない。霧、靄、霞。似たような文字が並ぶと途端にこいつはなんだったか、というふうになる。

鷹、鳶、鷲も同じである。一つ一つで見れば「タカ!トンビ!ワシ!」と即答できるが一列に並ばれるともう困る。逆に双子などは一列に並ばれるとわからないのだから不思議である。

すごく昔の話だが、双子の姉妹と仕事をしたことがあった。どちらが姉でどちらが妹か、何度教えてもらっても本当にわからなかった。わからないことがとても申し訳なくて、わからないということをわからせたくないが故に上っ面の会話しかできず、最後までろくすっぽ名前も呼べなかった。

きっと当の本人たちはそんなこと慣れっこで、たとえ間違ったとしても笑顔で対応してくれるのだろうと思う。でもマイナス1点なことに間違いはないのだ。逆にずっと間違い続けてマイナス100点まできたら笑ってくれるだろうと思うがそういった思い切りのいいボケをかませるほど私は能天気ではなくどちらかと気にしいである。

気にしいだということで言えば、私はとてつもない褒められ下手でもある。ここ数日続けてブログを更新したところ思いもよらぬ人からお褒め頂けたり、久しぶりに連絡をくれた人もいた。みんな一様に私が吐き捨てたゴミのようなこの文章を褒めてくれたのだ。

文章を褒められることは、実は自分の褒められポイントの中で一番嬉しいことである。ここで、ついでに私の褒められポイント嬉しいランキングを教えておこうと思う。覚えておいてほしい。一位はもちろん文章である。ここまでいって一位は顔です!とか言っていたらもう私のことは「知能が高めのゴリラ」と呼んでほしい。これはしつけの一環であり、私の苦い思い出スイッチでもある。

私は小学生の頃、腕毛が尋常じゃなく濃かったためにクラスで一番人気のあった男子生徒からこのあだ名をつけられた。この男子生徒が自分だと思うやつは今すぐ謝罪の連絡を入れること。

それはともかく、未だにゴリラと言われると反応してしまう自分がいる。また、第三者がゴリラとあだ名をつけられていたのを目撃、または知った場合はその人に対してものすごいシンパシーを抱きそのままの流れで「シンパシーとチンパンジーって言葉似てるな」とどうでもいいところまで思考が進んでしまうので注意が必要である。

話は逸れたが、続く褒められポイントが特にないということが今判明したのでとりあえず嘘でも良いからすべてを褒めてくれて構わない。だが、私は褒められることに慣れていないので、褒められたあとの私は驚くほどに調子に乗る。

そうしてその結果このような箸にも棒にもかからない文章を書いてしまうのだ。

どうもすんません。
おわり


まつしまごりら