映画感想 第9地区 | 松嶋初音 公式ブログ『松嶋す。』 Powered by アメブロ

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昨日第9地区を観てきました。

ネタバレします

まだ観てないよって人は読まないほうが良いかも。
自分の備忘録も兼ねてたりするので……




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とにもかくにも、面白かったです。
興奮し過ぎて上映後立ち上がったら膝が笑ってたくらい。
迫力や、衝撃もすごいし、精神的にきっつーいシーンもあります(上映中何組かのカップルが出て行きました)が!

でも、それはそれで置いといて。
ストーリーの秀逸さに感動。

ドキュメンタリータッチで描かれるのも、見入る要素になっているし、何より物語の発端が斬新。


UFOが突如上空に現れ、なんの音沙汰もないから調べにヘリで行ってみたらまあびっくり。
そのUFOの中には約2万ものエイリアンが。しかもほとんどが飢餓状態で、ぼろぼろ。
どうにかこうにか栄養失調なエイリアン達をUFOから降ろして「第9地区」という場所に簡易住居を作っていって応急処置してーーーーーから28年経っちゃった!という所から物語が始まります。結構経ってる、これ結構年月経ってる。

気がつけば第9地区はスラム街だし、エイリアン達を利用して荒っぽい商売しようとするいわゆる'悪そうな奴はだいたい友達’的なガイズがはびこってたりしてとにかく治安最悪。

そんなスラム街と化した第9地区を遠くの過疎地に移設しちゃおうぜ!と政府が立ち上がりその先頭に立たされたのが本作の主人公ヴィカス(シャルト・コプリー)!

ヴィカス!本作の一番の被害者であり、一番の功労者ヴィカス。

重要な役回りに任命されたヴィカスには取材のカメラがついて廻ります。
ヴィカスは取材カメラと共に、第9地区移設に向けた立ち退き承諾書にエイリアンからサインをもらう為、現地に乗り込み、エイリアンが暮らす家を一軒一軒周ります。

もうね、このシーンも秀逸。
だってすっごい軽いんだもんヴィカスのテンション。
エイリアンに対して「ドモー!サインくださーい」って某宅急便さんみたいなフレンドリーさ。
だから観てるこっちが「ヤバいよ!ヤバいって!ナメ過ぎだって!」と思ってヒヤヒヤします。


そんなノリノリな政府ヴィカスを演じるシャルト・コプリーの表情がすばらしくリアル過ぎて途中胸がぎゅうううううっとなります。精神的に痛い。

それでも面白い。

観終わってみると
「エイリアン=怖い、食べられるあとべちゃべちゃしてる」
という概念がちょっと変わる作品。

本作に出て来るエイリアンはみんなどこか間抜けで、猫缶が大好きで、貧乏。


徐々に事実が分かって行き、時系列にストーリーがたどり着いた時、とても切なくなります。


とここまで書いてあれなんですが、この映画、観る人が観たら「うっわーー」ってなる作品です。

比喩表現で描かれているようにも受け取れる部分は多分に有り、すっごいSFだけど、全然遠くない話なのです。


映画のレポというかネタバレ感想というか、とにかく私はこの映画大好き。

ちなみにこの監督のニール・ブロムガンプは「HALO3」の実写CMも手がけてます。
ゲーム好きな人とかFPS好きな人はチェックしてみて下さいにゃ。


さてさてこの辺で。

アクションシーンでレイジーズ・ヘルのめちゃんこかわいい敵キャラがパーンって吹っ飛ぶのを思い出した松嶋初音でした。


では。


まつしま9つね