伝える。 | 松島庄汰オフィシャルブログ「SHOTA MATSUSHIMA OFFICIAL BLOG」Powered by Ameba

伝える。

松島庄汰オフィシャルブログ「SHOTA MATSUSHIMA OFFICIAL BLOG」Powered by Ameba-DVC00550.jpg



こんばんは。






「見上げればあの日と同じ空」


昨日で全公演、無事に終了しました。



今回、この舞台を終えての感想は




役者の価値を感じられた舞台だったと思います。




特攻隊という、今から約70年前に愛するものを守るために命を懸けて亡くなった人達。



その方々を演じさせて頂くからには本当に懸命に演じなければいけないと、台本を渡された時から感じていました。




でも、この当時の事は、稽古が始まる前は本当に無知な状態でした。




学校の授業などでは、「何年何月何日に~が起こった」とか、単語を覚える事はありましたが、戦争の背景やその当時に生きていた人達の感情や葛藤までは考えたことが殆どありませんでした。



恐らく今回観に来て下さった方々の中にも、似たような方はいらっしゃったのではないでょうか。




そんな中で本や映画、または資料館に行き、そして、当時の人から直接話を聞けたりする事で、徐々に知ることが出来ました。




やはり、その中で一番有意義だったのは、茨城県の予科練平和記念館にてお会いした、元予科練生の戸張さんの言葉でした。




当時の説明をしてくださり、最後の締めの言葉で


「ご覧になる方々に伝えてください。頼みます。」と。



この言葉を聞いた時は、この舞台をやる意味と責任を一瞬にして感じ、鳥肌が立ちました。





この当時の人達がいて、積み重なって今の日本がある。


忘れてはいけない、伝えて、次に繋げていかなければならない。





そんな「伝える」ということが沢山の人に芝居を通して出来るのは、役者の醍醐味であると舞台を通して改めて思いました。





僕は、皆さんに伝える事が出来たでしょうか。


皆さんに伝わって、何か感じて頂けてたら、幸いです。



今回、観に来てくださった方、本当にありがとうございました。


観に来る事は出来なかったけれど、応援して下さった方々もありがとうございました。


プレゼントや手紙もありがとうございました。






悩んで悩んだ舞台でした。

「玉置勤」を演じられて、幸せでした。



本当にありがとうございました。





PS



今日はいっぱい寝よう。



それでは☆★