挨拶の力で出会いが増えた | 18歳の新聞奨学生奮闘記✏️

18歳の新聞奨学生奮闘記✏️

18歳で専門学校と新聞配達のために上京した志衣(shii)。新聞奨学生の先輩とのルームシェアや職場の事件、ほっこりする街の人々との関わりなど。当時書いていた1年間の日記️

4月18日 18:54

■挨拶



挨拶っていいなと、すごく思う。


小学生の頃って誰にでも挨拶していたけれど、

大きくなるにつれ恥ずかしくてあまりできないでいた。


私がここへ来て配達を始めた頃も、

お客さんと遭遇しない限り挨拶はしなかった。

  


でも日経の男の子が

いつも挨拶をしてくれるのが嬉しくて、


私もしよう!


と思ってから

読者さんにだけ挨拶を始めた。



そしてどんどん広げて

今では会った人なりふり構わず

挨拶している。


読者様じゃない人も


「雨なのに大変ねえ」

「頑張って」

「ご苦労様!」


いろんな声をかけてくれる。

その度元気になれる。



私は日経くんにも

産経ちゃんにも挨拶するけど、

読売くんには挨拶できないでいた。


なんだかムスッとしている気がしたし、

マイペースでしにくかった。


でもある日言おうと思った。


「おはようございます!」


「え、あ、はい、おはようございます。」


ちょっとびっくりしていたのが面白くて

笑顔でまた自転車を漕いだ。




次に会ったときには

いつも挨拶してくれないのに向こうから


「おはようございます」

と言ってくれた。

「おはようございます!」


嬉しくて嬉しくてたまらなかった。


 


こんな調子で挨拶を続けているうちに

あるお婆さんが

私を慕ってくれるようになった。


「いつもありがとう」


ここに来てちゃんと言われたのは初めて!

感謝されること、なかなかないもん。


おばあさん、毎日毎日届けるからね!



私は挨拶をもっともっと

たくさんしたいし、

もらいらたい。


この土地のたくさんの人に会いたいな。


学校でもクラスの子にするように

頑張っている。

話せる子も増えてきた。


みんなも新しい場所で

頑張っていこうね!