ネムノキとキョウチクトウ✽西日本豪雨災害に思うこと② | こっちゃんmemory

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愛犬こっちゃんのブログです

おはようございます、茉莉花です。

昨日の記事には、こちらにはまったく何の被害も出ていないと書いたのですが、思わぬところに影響が出ていました。
コンビニ、スーパーに、商品がほとんどありません。
山陽道や国道が寸断されているので、物流の車がなかなか来ないのだそうで、地元産の野菜などは少しはあるのですが、遠くから運ばれて来るものは陳列棚からどんどん消えてる状態です。
山陽道は1週間くらいで復旧の見込み、他の一般道も緊急の対応で通行可能になるとのことなのですが、しばらくは食料不足、物不足になるかもしれないです。
うちは常時1週間分の食料は確保しているので問題ないのですが、避難されている方々の食料は十分に足りているのかどうか心配ですね。

昨日はみなさんの善意に対して、少しキツい言い方をしてしまったかと思います。
逸る気持ちは解るのですが、急ぎすぎて空回りしているようにも見えたので…
引き続き今回の災害のニュースを見ながら思ったこと… 今日はちょっと感動したこと、へぇ~っと思ったことなど書かせていただきます。
写真のほうは夏の花、ネムノキとキョウチクトウです。




こういう災害のときに被災者の救助に当たられる、自衛隊、消防、警察、そして民間のレスキューチームのみなさん、本当にご苦労様です。
救助活動のさなか、自衛隊のみなさんが缶飯を食べて、夜は床の上に雑魚寝している写真が公開されて、Twitterでも「これでは可哀想」とか、「もっと待遇を良くしてあげて」というツイートが飛び交っていました。

でも、元自衛官(若い頃の1年間だけですが)だったダーに言わせると、彼らは常日頃から、これ以上に過酷な訓練を積んでいるし、こういうことがあるというのは、最初から承知の上で入隊しているのだから、心配することはないのだそうです。
雑魚寝については、せめて毛布でもと用意しても、彼らはそれも被災者に回すのだそうですよ。
すごいですねぇ。こういう方たちに対して「可哀想」だなんていうのは、かえって失礼なことなのかもしれません。




自衛隊のみなさんが食料にしている缶飯、なんだかわびしい食事のように見えますが、実はすごく美味しいのだそうですよ。
体力を使うお仕事ですから、栄養面のことも考慮されているし、メニューも豊富(なんと漬け物缶まであるそうです)、携帯出来て、その上こういう水害のときにはいちばん注意が必要な、食中毒の心配もないという優れもの。
もしかしたら、災害時には最適な食事なのではないでしょうか?
避難グッズの中に入れておきたいですね。一般販売してくれないかしら?




私はほとんど真備町のニュースばかり見ていたのですが、まだ救助の方たちが来ていないところへ、突然水上バイクが現れた映像には驚きました。
最初は「最近は消防もこういうものを採用したのか?」と思いましたが、これがまったくの一般人で、自前の水上バイクで救助していると聞いて、さらに驚きました。

水上バイクというと、今までは道楽者の遊び程度にしか思っていなかったのですが、今回の救助の様子を見て見直しました。
船外にスクリューやプロペラなどがないので、周りに人がいても安全なのだそうです。
機動力もありそうだし、こういうものも救助用に採用してもらいたいですね。
ちなみに富山北消防署では、水難救助用に、今月から水上バイクの運用を開始するそうです。

水上バイクの人だけでなく、ゴムボートを使って救助活動をしていた一般人の方も、たくさんおられたようです。
みなさんきっと、助けを求めている人たちを、黙って見ていられなかったのでしょうね。
こういうときに助け合えるということは、本当に素晴らしいことだと思います。

ただこういうのを見て、この次に何か災害が起こったとき、自分も真似をして救助しようと考える人が出てくるのではないかと、ちょっと心配です。
目の前に危険な目に遭っている人がいたら、助けようとするのは当然のこととは思うのですけど、あんまり無茶なことをすれば二次災害になってしまうし、救助隊の邪魔になってしまったら、また新たな問題にもなりかねません。
救助するなら状況をみて… ということですね。




被害に遭ったのは人間だけではありませんね。
ワンちゃん、猫ちゃんはじめたくさんの動物たちも災害に巻き込まれ、救助された子たちもいますが、亡くなってしまったり行方不明になってしまった子も大勢いると思います。
またこの災害で、一緒に暮らしていた家族を失ってしまった子もいると思います。
そういう子たちが、今後も不幸にならないようにと願うばかりです。

水が引いた真備町で、民家の屋根の上からお馬さんが救助されました。
まびファームで飼育されていた、ミニチュアホースのリーフちゃん(9歳♀)、屋根の上で立ち往生しているところを、現地調査していたPWJチームによって発見、救助されました。
水に飲まれたときは怖かったでしょうに、一生懸命泳いだのでしょうね。
よく頑張りました。助かってよかった~
リーフちゃんが昨夏に産んだ息子のアースくんは、残念ながら亡くなって発見されたそうです。
もうすぐ1歳のお誕生日を迎えるところだったのに、可哀想なことでした。





私はブログに政治的なことは、できるだけ書かないようにしているのですが、今回はひと言だけ言わせていただきます。
9日のこと

「安倍首相は、豪雨による災害で被害規模の拡大も予想される中、国内を不在にすれば、批判を招きかねないと判断して、予定していた欧州・中東訪問を取りやめました」

外遊を取りやめたことは正しいと思います。
が、取りやめる理由が間違っているという気がするのですけど~
「国内で陣頭指揮を執り、全力で被災者を救援するため」と言っていただきたかったです。

昨日から長々と書かせていただきました。
最後まで読んでいただいたみなさん、どうもありがとうございます。