「お客様は神様です」の時代は、とっくに終わった。と前回のブログで書いたが、タイムリーなことに、JR東日本の記事がLINE NEWSに掲載されていた。
暴言、暴力は絶対に許さない、とね。
賛同する。全くその通り。
タクシーの仕事をしていると、同様な犯罪紛いな暴言を浴びることも、しばしばある。
陽気な酔っ払いで、声がやたらデカいお客さんは、まあガマンの範囲以内。
でも、酔っ払ったことをいいことに、暴言や無理な要求に対しては、断固として許さないことを決めた。
そんな愚行を放置していると、また被害に遭う乗務員が出るから。
タクシー乗務員とコンビニ店員を下にみている人種が一定数生息していることは事実である。
ハンドルを握ると性格が変わるように。
でも、これは性格変わるのではなく、本来の自我が出るだけ。
どんな一流企業にお勤めだろうが、お酒の魔力というか、その影響で自我が目覚める。
たまに、新聞に出るでしょう?
『○○会社の社員深夜のタクシーで酒に酔っ払いタクシー乗務員に暴行し逮捕』
そして、『本人は、酒に酔っていて覚えていないと供述している』とも。
酒に酔っていて覚えていない、なんて絶対に許さない。
車内の防犯カメラの映像を見せて、その愚行を世間に知らしめてやりたいところ。
酒を飲んで、そして酒に飲まれて、そんな愚行を犯し人に迷惑をかけるような人は、お酒を飲む資格はない、と私は言いたい。
逮捕・起訴そして懲罰が必要なことはもちろん、損害賠償もしたいところ。
先日、お笑い芸人がタクシーに乗車拒否をされたと勘違いし、タクシーを蹴り、それをタクシー乗務員も応戦して、掴み合いの喧嘩に発展した、と。
東京のどこのタクシー会社か知らないが、応戦したら同罪である。
喧嘩両成敗で訴えられなかったが、いくら腹が立っても、頭に来ても相手にしちゃダメ🙅♂️。
即座に警察に通報し、警察官に対処してもらわないと。
もう一度言います。
『お客様は神様です』の時代は終わりました。
どんなときでも、どんな相手でも節度ある行動をしましょう。
タクシー乗務員をしていて、イラッと来ることがもう一つ。
タクシー配車アプリでタクシーを呼ぶ。
急いでいるなら、その場所で待つべきなのに、のんびり出てきて、
『急いでください』
『なるべく急いでください』なら、まだ話は分かるが・・・
急いでいるなら、『まだかまだか』と外でタクシーを待つべきだと、私はいつも思う。
タクシーを呼ぶだけ呼んで、外で待たせておけばいいや、という考えも同調出来ない。
特に、稼ぎ時の時間帯は、少しイラッとくる。
5分待っても出て来なかったら、配車をキャンセル出来るが、個人的には3分が限界かな。
DiDiという中国系の配車アプリは、その意をくんで3分でキャンセルしてよいと、制度を変えてくれた。
今、巷でたくさんCMを流している「タクシーGO」は、全くタクシー会社側の気持ちを理解しない会社。
大量のCMを流し、大物俳優を使っているせいか、会社が大赤字でお客さんから、いろいろな理由をつけて配車手数料を巻き上げているのが現状。
また、タクシーGOは、キャンセルしようが、遠くにいても配車を依頼出来る「優先パス」制度。
クレジット決済を登録している顧客向けにプラス900円で配車出来る制度だが、
「遠くからくるタクシー乗務員のために割増し料金をいただきます」なんて謳っているくせに、タクシー乗務員に一円たりとも入らない。
タクシーGO運営会社が丸取りしている。
そして、NAVIの不備を指摘するタクシー会社向けの窓口がない会社が「タクシーGO」
タクシー車内での苦情は、全てタクシー乗務員の責任にして、配車を一定期間ストップさせるのも「タクシーGO」
タクシーGOの配車で、売上げが伸びているのも事実だが、タクシー会社側の意見を汲み取る窓口がない会社は、果たして今後存続していけるのだろうか疑問を感じる。