タクシー乗務員になったのは、2022年10月から。
約4年前にリュウマチと診断されて、物流倉庫でフォークリフトオペレーターの仕事が、とてもキツくなって来たから。
右膝の痛みと左足首の痛みが慢性化して、行きつけの整形外科で血液検査をしたら、リュウマチと診断された。
リュウマチという病いは、10人中9人が女性が罹る病いと言われる。
まさしく「選ばれし男」となった。
痛い脚を引きづりながら、騙し騙し物流倉庫のフォークリフトの仕事を続けていた。
双極性障害の病いもあるので、たまに仕事を休んだりしながらも、倉庫の仕事はスピリチュアルカウンセラーの師匠の言う通り、職人気質(かたぎ)の自分には、とても合っている仕事だった。
2022年年頭に、右の金玉が肥大していることに気がついた。
若い頃には、垂れ下がっていた金玉だったけど、何となく上に持ち上がるというか、下腹部に入り込みはじめ、これも歳のせいかなと思いはじめた頃、当時の彼女とHをした時、騎乗位で彼女が上でぴょんぴょん跳ねた時に違和感を感じて、金玉を触ってみたら・・・
おやおやおやぁ〜😱 右の金玉が肥大しておるぞぉ〜😅
ググってみたら、どうやらガンではなく「陰嚢水腫」の可能性大。
整形外科で行きつけの病院の曜日指定の泌尿器科を受診した。
自分で調べた通り「陰嚢水腫」と診断された。
その病院で手術は出来ないと言うことで、市立病院に紹介状を書いてもらい、さっそく行くと・・・
担当医から「手術をすれば再発はほぼしない。注射器で水を抜く治療もあるが、こちらはほぼ再発する」と言われ、迷うことなく1週間の入院・手術の治療を選んだ。
派遣の仕事も休まなくてはいけないく、収入が途絶えるので、川崎区役所に相談して生活保護の申請をした。
すぐに申請が通り、コロナ禍最中の2022年4月1日に川崎市立病院で手術を受けて、1週間で退院。
このまま、生活保護を受けながら、適度に派遣の仕事で物流倉庫で働いていけばいいかな、と少し甘い考えでいたところ、スピリチュアルカウンセラーの師匠に一喝された。
『あなたは人様のお金で暮らしていく人ではない。自分の能力を最大限に活かして稼ぐ人。ちゃんとやれば、お金の方から遣い切れないくらい勝手にやって来る人だから、そのお金をばら撒くように配って多くの人を幸せにしなくちゃいけない人なんだから、何甘いこと考えてるのよ』と。
それで、脚がいうことを効かない自分に勧められた仕事が『タクシー乗務員』の仕事。
それを言われたその日に、その足で今の会社を訪問して、現在に至るわけです。
リュウマチになって、100m歩くのもキツい日もある。
痛くて堪らない時もあるが、身体が不自由になって、精神的な病いも抱え、ようやく不自由な人の気持ちが本当に分かった。
だから、病院通いの方には、今まで以上に親切になれるし、親身にもなれる。
命に関わるような重病に罹っている方も、ホントたくさんいるが、少しはその方の気持ちに寄り添えるようになったかも知れない。
だから、タクシーの仕事で、病院を行き来する方が平日毎日たくさんいらっしゃるが、少しでも明るい気持ちになれるようにと努めたり、元気な気持ちになれるような会話を心がけている。
だから、病気になることは悪いことばかりじゃないのだ。
自分が痛みや不自由さを痛感することが、人の痛みを理解する礎になることが分かった。
これからも、そういう気持ちを忘れずに多くの人に親切にしていきたい。
タクシーの仕事は、偶然のような出会いの連続。
でも、世の中には偶然なんてない、と自分は感じている。
だから、この仕事は頭も心も元気な限り、辞められないなぁ、と痛切に思う今日この頃である。