昨日は水曜日なのに、やたらツイていた。
朝から雨模様。こんな時はタクシーを利用される方が増えるから、とてもありがたいこと。
雨模様だとバスが混むから、タクシーにしよう。
普段は駅まで自転車通勤してるけど、天気が悪いからバスにしたり。
徒歩の方も然り。
また、雨降りだから自家用車を出す方も多いので、道路がいつもより混むのでバスが遅れる。
「じゃあ今日はタクシーにするか」
勤め先が駅から比較的ご近所なら良いけど、工場や倉庫が集中する東扇島・浮島などは路線バスなら、速くても30分掛かる。
タクシー利用なら、最低4,000円超。
昨日はスタート時からツイていた。
GOの配車で東田町の仲見世近く。
酔っ払いさんの朝までコースの方かと思ったが、毎朝タクシー利用される産廃処理会社の会長さんだった。
会社の社長は何年も前に息子さんに任せ、今は会長職。
お抱えの運転手さんもいるらしいが、朝はタクシー通勤している。
運転手さんには、夜のお付き合いがあったりで遅いので、朝はタクシーにしてるんだ、と前回言っていた。
浅野工業団地の会社まで2,000円超。
「毎度ありぃ〜😊」
その後も、配車アプリのオーダーが続く。
自分の考え方は、「ご近所でも空気を運んでいるより、お客さんがいれば効率的な営業が出来るな」です。
会社の経費のことをあまり考えない仕事のタクシーだけど、やっぱり効率的じゃないとな、と自分は思う。
配車アプリが鳴らなければ、川崎駅北口乗り場でつけ待ちするのが基本スタイル。
ご近所の「堀之内風俗街」「市立病院」
週末は「カルッツ川崎」「富士通スタジアム川崎」と、中距離の東扇島、浮島の工業・倉庫地区。
その手前に位置する殿町のキングスカイフロント、夜光の旭化成さんは常連さん。
水江町の工事地区のお客さんも多い。
たまに、羽田空港のお客さんも駅からや周辺ホテルからのお客さんがいる。
ご近所の500~700円の確率も高いが、それに当たっても決してへこたれてはいけない。
その後何があるか分からないから。
近所なんだから歩けよ、なんて不機嫌になる乗務員も少なくない、と堀之内のお嬢から何度も聞いたことがある。
自分は「そんな奴、タクシー乗務員やってる資格ないな」と思うから、もちろん親切に接する。
これは、当然と言えば当然なことだけど。
タクシー乗務員にそういう不良乗務員がいるから、業界的に下に見られるのかも知れない。
昨日は、雨模様ということもあり、病院に定期的に通院される方を何人か会社無線配車で送る。
市立病院は9時からの診察なのに、その1時間前の8時に血液検査を受けなきゃいけない、と7時半に市街地から少し離れた塩浜のマンションから、ご婦人が乗車。
工業地帯の水江町・池上町に隣接するその街に、住宅地は少ない。
「こんな場所にお家があるんだ😳」と少しびっくり。
水江町と東扇島を結ぶ橋を建設中で、その橋脚基礎工事で、ナビが示したルートは封鎖されていて、少し到着が遅れた。
「市立病院は9時から診察なのに、ずいぶんお早いんですね?」とご婦人と会話が始まる。
上記の理由で早めに行かないとスゴく待たされるので、とご婦人がこぼす。
市立病院は血液検査と最後のお会計が、エラく待つのだ。
診察時間も予約制なのに、たぶん何人も同じ時間帯で予約が入っているので、かなり待つ。
その日の深夜に準夜勤の看護師さんを横浜まで送った時に、その件について尋ねてみたことは後述する。
自分も市立病院で入院・手術を受けた身なので、その弁解をしてみよう。
自分の場合は、血液検査はたぶん受ける患者さんが少ない日だったので、そんなに待つことはなかったけど、鶴見にある横浜市東部病院の採血室は、10人くらいの看護師さんが、じゃんじゃん患者さんを捌いて?いたけど、市立病院は採血室の看護師さんが少ないのよ、と以前ご婦人がボヤいていた。
市立病院は、特定機能病院に指定されていて、地域の病院から紹介状を持って、たくさんの病人が押しかけるし、入院・手術を受けたあとも定期的通院がずっと続くから、それを担う医療スタッフ、及び事務職員が足りないのだろう。
そんな話しをしながら、市立病院に到着。
朝から効率よく営業出来ているので、朝の部は予算よりも8,000円オーバー。
出たしは快調。
自分はだいたい朝7時スタート。
それを4時間ごとに区切って、
7時~11時。(朝の部)
11時~15時。(昼の部)
15時~19時。(夕の部)
19時~23時。(夜の部)
23~3時。(深夜の部)
4時間で最低1万円の売上げが、自分の決めた目標なのだ。
だから、一日最低5万円はやろうと、入社した時に決めた。
昨年11月末に料金値上げがあったので、この目標額は必ず超えるし、逆に低い設定なので見直しを計画中。
さて、11時までの成績は上出来である。
問題は11時から15時の時間帯が、一番のマッタリ時間帯。
ここをどう乗り切るか、が今日の成績が決まると行っても過言でない。
自分の最近の傾向は、そのマッタリ時間帯を駅でのつけ待ちよりも、朝タクシーで辺境部に行ったお客さん目当てに、東扇島や浮島、殿町で無線や配車アプリの依頼を待つことの方が多い。
当たり外れはあるけれど、当たると大きいのだ。
マッタリ時間帯の駅は、雨の日は回転が速いが、天気の良い日は30分以上待つこともある。
30分以上待って500~700円だと、さすがに心が折れかかる 笑。
昨日はラッキーが続いた。
「朝寝坊しちゃって💦」と女性客から配車アプリで依頼が来た。
『羽田空港第2ターミナル到着フロアへお願いします。』
時間からもほぼ間違えなく、ANAの地上職員で遅番出勤みたい。
どうやら、「名探偵コナン」を観ていて寝るのが、だいぶ遅くなってしまって寝坊したらしい。
「雨バンザイ🙌」「寝坊バンザイ🙌」である。
昨日はお客さんとの会話で、そんな話題になったが、実際に寝坊をして、雨が降っているんで、とタクシーを利用される方が多いのは、とてもありがたいこと。
お寝坊さんでなければ、京浜急行で出勤したのだろうから。
羽田空港第2ターミナル手前にあるANAの空港オフィスに消えて行った。
羽田空港に行った帰りは、首都高湾岸線を使って東扇島に行って待機する作戦もあったが、今日は給料日前でお金もないので、殿町に待機。
その作戦も当たった。
すぐに配車アプリが鳴る。
ダメな時は、2時間以上待っている乗務員さんもいるが、自分は1時間が限界かな。
昼の部も、配車アプリが結構あり、駅まで行ったら駅でお客さんを乗せが続き、これもいつになく好成績で、朝からの予算は2万円近くオーバー。
夕の部も川崎区周辺部からの駅までのお客さんが続く。
気がつくと、19時過ぎで売上げが5万円を超えている。
この感じで行くと、売上げ目標の一つの目安8万円も見えてきた😭
3,000円代の心地よい距離のお客さんが続く。
もちろん、ご近所さんや堀之内から駅までのお嬢の無線配車やアプリ配車も多くなる。
「たまには、ご自宅まで乗ればいいのになぁ」と心で思うが、最近のお嬢は皆んな堅実だ。
たまに、ご褒美でとロングで自宅まで行く方もいるけど、ほんのわずかである。
いつも無線で呼ばれるお店のお嬢がいつものように乗り込んで来て、
『東戸塚へ』と言いかけて、川崎駅と訂正。
「東戸塚だったら、バンザイ🙌と心で叫びながら行くのになぁ〜」と、笑いかける。
『私歩くの嫌で・・・』
そりゃそうですよ、身も心も削るようなハードなお仕事なんだから、駅からも、駅までもどんどんご利用頂かないと。
「たまには、ご褒美で東戸塚まで乗ってね」
「お金は天下の回りもの」と言うように、お金の流れとは不思議なもので、生き金を使えば不思議と、それ以上戻って来るもの。
そういうお金の使い方をしろ、とスピリチュアルの師匠にも言われている。
また、別のお店のお嬢は、やはりお店から駅までで、帰り支度なのかゴソゴソやっているうちに、シュシュっと音がしたと思ったら、とってもいい香りが漂って来た。
思わず「とってもいい香りですねぇ☺️」
彼女曰く、Diorの香水を付けたらしい。
「いゃ〜、この香り、スゴく気持ちを爽やかにしてくれるなぁ〜。テンション上がるわぁ⸜(*ˊᗜˋ*)⸝」
やはり、人は褒められると嬉しいもの。
自分の使ってる香水を褒められて、とっても喜んでくれた。
少しでも、お仕事の疲れが取れたのなら、こちらも嬉しい。
『運転手さんもお気をつけて頑張ってくださいね』と爽やかに駅の雑踏に消えて行った。
彼女の営業成績は知らぬが、こういう言葉を伝えられる方は、きっと良いはずである。
いつになく好成績なので、22時以降の二割増料金になる前に、会社に戻りすぐ近くにある自宅の寮で最後の長めの休憩を取る。
深夜時間帯になり、いつも不思議に思う現象が昨夜もあった。
同じ地域に何度も行くのだ。
それも、いつもホームグラウンドにしている川崎区ではなく。
昨夜のそれは、大田区矢口。
深夜の時間帯にそれも3回連続で😳
最初は川崎駅北口乗り場から、タクシー待ちの行列していた先頭の男性。「武蔵新田」駅へ。
東急多摩川線の駅近くへ。
2人目は東田町の仲見世の繁華街から。
「六郷土手」の駅を通って、土手沿いに行ってくれ、と言われた最終降車地が、やはり矢口。
3人目も繁華街の砂子からの中国人の男性。
GOの配車で降車地も表示されていて、思わずお客さんに
「今夜、3回目ですわぁ〜、びっくり👀」と言ってしまった。
なんでかは説明がつかない。
その後、野球で言うなら「ダメ押しの満塁ホームラン」が出ることは、当然ながらまだ知らない。
3人目の矢口のお客さんを降ろして、
「さて、どのルートで川崎に戻ろうか?」
東京は営業圏外なので、多摩川を渡って川崎にいち早く戻ることが大事なのだ。
そのルートが運命の変わり目とも言える。
タクシーは車が空になった時、どこを走ってどこへ向かうかが、とっても大事なポイント。
どこにお宝が眠っているか?
いや、待っているか?
これを予想するのも、ギャンブルのようで楽しい。
この仕事のおかげで、ギャンブルをしなくなったと言っても過言でない。
場所的にガス橋を渡って、南武線の平間駅辺りから南武沿線道路か国道一号線(第二京浜国道)の多摩川大橋を渡るのが最短ルートだけど、昨夜は環状八号線が、すぐ近くだったので、なぜか蒲田まで行って、国道15号線で川崎の繁華街まで行こうと決めた。
そうして環八の住所で言うと「新蒲田」のJRの陸橋を越える手前で、反対車線からサラリーマンの2人くらいが、車線を渡り中央分離帯の植え込みから、タクシーを求めるように手を振る。
深夜の片側3車線ある国道で、非常に危険な行為だ。
車は制限速度以上にスピード出すし、大型トラックの往来もあるし、ましてや反対車線は陸橋の下り坂だから、さらに車のスピードも増すしね。
死亡事故になるようなケース。
営業圏外の東京だし、最初は見過ごそうかと思って、そのままのスピードで車を進行される。
陸橋を反対側に下り終えて、なぜか自分はUターンした。
危険だから、という理由より「あそこ空車のタクシーほとんど走って来ないし」
地元の空車のタクシーは、皆蒲田の繁華街を目指しているから、陸橋手前から蒲田駅西口方面の繁華街へ向かっているから。
戻ると数人のサラリーマングループがまだいた。
どうやら、その中の一人だけがタクシーを求めていたようだ。
感じ的にグループの中の長(おさ)のよう。
もちろん第一は「神奈川のタクシーなんで、東京に行く方は乗せられませんが・・・」
『都筑のセンター南駅なんだけど』
お客さんから見れば、川崎のタクシーも東京のタクシーも関係ないように見れるが・・・
横浜市都筑区だから、自分のタクシーにも乗れる。
「超ラッキー🤣」
タクシーチケットは使えるか?と聞かれ、種類を聞くとクレジットカード系なのでOK。
ただ、クレジットカード系は限度額があるので要注意⚠️
一万円限度だが、束でチケットを持っていた。
降車地まで行って、一万円を数百円超えたが、チケットの綴りから、2枚ちぎって頂く。
なかなか、タクシーチケットを好き放題使える人は、今の時代少なくなったのに・・・
売上げをメーターで確認すると9万円を超えている。
それで、今夜は営業終了でも充分だったが、まだ制限時間まで1時間半あるから、色気を出した。
この気持ちが10万円超えの一つの要因。
やれる時に最大限やろう。
これが私のポリシー。
寮のルームメイトのベテランさんは、市県民税をたくさん払うのが嫌だから、との理由で今年度の税額が決まる今の時期は、早退するほど最低限の仕事しかしてない。
それはそれで、その人の考えだから否定するつもりはないけれど、自分は税金を収めていない時期もあったので、健康な時はしっかり稼いで税金もしっかり収める主義。
話しが逸れてしまった。
国道15号線の六郷橋を渡り、川崎区の繁華街の銀柳街出口の2台目で待つ。
平日 水曜日の午前2時過ぎ。
人通りはほとんどないが、待てば酔っ払いは必ず出てくる。
その一念である。
無線がなって、市立病院の職員通用口へ。
準夜勤の看護師さんたちが帰る時間だ。
配車依頼に四台口と表示されてる。
市立病院専用のタクシーチケット扱いだ。
普段は個人タクシーが主だけど、車が足りないらしい。
乗り込んで来たのは、ドクターのようだ。
『南町へお願いします』
我が耳を疑った。
ほんとにすぐ近くだ。
歩いても10分くらい。
深夜だからタクシーチケットが出るから、タクシーを利用するのだろう。
五千円くらい掛かるところに帰る方から、千円代の比較的ご近所の方もいるから、当たり外れが大きいけど、大外れである。
でも、気を取り直して南町へ。
1,100円也。
もうワンチャン。
銀柳街出口に再び並ぶ。
3台目だから何とかなるだろう💦
ふたたび会社無線が鳴る。
同じく市立病院の四台口だ。
駅周辺につけ待ちしている同僚車は結構あるはずなのに、皆んな無線を切っているのだろう。
そして、ふたたび市立病院へ行くと、今度はベテラン看護師さんだ。
髪の毛が一部金髪だぁ。
『横浜まで行って欲しいんです。掖済会病院って分かりますか?』
「すみません、🤷♂️」
長者町の市大病院の通りの手前なんですが。
横浜スタジアムの通りをずっと行ったところと判明して、首都高を選択。
どうやら、自家用車でも通勤しているらしい。
最近、市立病院の近くから横浜に引っ越したそうで、ルートはどこが最適か非常に興味があるらしい。
深夜割増料金もあって、九千円近くになる。
記憶が不確かだけど、一昨年の年末依頼かな、売上げが10万円を超えた。
東京や成田じゃよくある話しと言うが、久しぶりのことである。
朝から天候が不順だったことと、ラッキーが続いたことが功を奏した。