皆さんは車の後部座席に座る時、シートベルト着用してますか?

高速バスに乗った時は?


私は乗車時にシートベルトの着用をお願いしています。


実際、タクシーでシートベルトの着用をご案内しなくても、シートベルトを自ら着用するお客さんは、5人いやもう少しに1人くらい。


危機管理の意識の高さが余りにも低いと感じます。


交通法規では、高速道路での後部座席のシートベルト着用が義務付けられています。

たまに、料金所で高速警ら隊が、その違反取り締まりをしているのを見かけます。


皆さん、勘違いしてはいけない。

この前、交通違反の累積で免許停止で、違反者講習を受けた私から言うのも何ですが・・・


交通違反で捕まらないために、交通ルールを守るのではないことを。


自分の身を守るため、不慮の事故で命を落とさないため、大きな怪我をしないために交通ルールを守ることを忘れないで欲しい。


なぜ、私のタクシー会社では、シートベルト着用の案内をちゃんとするようにしたのか。


昨年、乗務員の過失で交通事故を起こし、後部座席に乗車していたお客さんが、怪我をして病院に搬送される事案が3件あった。


いずれも、シートベルトを着用していなかったため、タクシー配車アプリGOのタブレットに、顔面をぶつけて怪我をされた。


大変、お気の毒ではあるが、乗車時にシートベルト着用の案内をせず、お客さんも「事故なんて起きないだろう」と、呑気にとまで言わないが、危機管理意識の低さから、その行為を怠ったせいとも言える。


高速道路の事故なら、即 命を危険を晒す。

高速スピードで事故が起き、シートベルトをしていないと、割れた窓から車外に放り出されて、高架橋の下へ落下、とか後続車両に轢かれて即死とか。


即死なら、痛い思いをせずにお亡くなりになるから、まだ幸せかも知れない。

大きな怪我を負い、長期入院を余儀なくされ、後遺症で生涯 不自由な生活を送ることになるかも知れない。


誰もが、そんな事故に遭うなんて思わず生きていると思う。

タクシー乗務員だから安心、なんて100%信頼していいのでしょうか?


恥ずかしながら、我が社の事故の事例を挙げていきます。


深夜、乗務員がお客さんとのおしゃべりに夢中になり、赤信号を見落とし、T字路から大きな幹線道路(国道)に進入し、かなりのスピードを上げて進行して来た乗用車と衝突。


後部座席でシートベルト着用していないお客さんが、助手席後ろ側のタブレットに顔面強打し、前歯が全て折れてしまって重傷を負った。 

同乗のお客さんも打撲で救急搬送された。

車は廃車。


同じく深夜の国道で、スピードの出し過ぎと乗務員の居眠りで、中央分離帯に乗り上げ、後方から来たワゴン車と衝突。

中央分離帯の乗り上げた衝撃で、乗客3名が打撲で救急搬送された。

これも車は廃車。


同じく深夜の住宅街を走行中、突然飛び出して来た自転車と衝突しそうになって、乗務員は急ブレーキ。

乗客は、やはりタブレットに顔面を打ち付け、打撲で救急搬送。


こんな事故が昨年末相次いだ。

もちろん、乗務員の過失による事故が大半であるが、シートベルト着用していただけで、無傷で助かった可能性が高い。


あと少しでおうちに帰り、温かい布団でお休みするはずだったのに、事故に遭ったらそうはいかない。

怪我を負わなくても、警察の現場検証に立ち会わなくてはならないし、調書だって取られることもある。

軽く2時間は拘束されるだろう。


怪我を負い入院となったら、さらに大変。

交通事故の怪我は、歳を経てから出てくることも多い。

私自身は、20代前半、40代前半の2回追突事故に遭い、頸椎捻挫の怪我を負い、50代後半から首の不調で筋肉が張りやすい後遺症に悩まされている。


タクシーに乗って、電車に乗って無意識のようにスマートフォンを操作する方が多い。

これもまた危険。


事故は突然起こる。

その時、咄嗟に身を守る動きが、他のことに熱中していたら出来ない。

それもあって、前方のタブレットに激突して怪我を負ってしまうのだ。


外を前方を見ていれば、咄嗟に手が出て顔を守ることが出来るかも知れない。

低速での急ブレーキでも、前のめりになって顔面をぶつけてしまうようなGがかかる。


やはり、事故を経験した人間は、当然のように危機意識が高まり、自らシートベルトを着用する。

自分もそう。タクシーでもバスに乗っても、必ずシートベルトをする。


新幹線にほとんど乗らないのも、「なんで時速300km近くスピード出すのに、座席にシートベルトないの?」

新幹線の安全神話は、開業以来ずっと言われ続けているけど、それ100%信じていいのかな?

私の考えは否。

もしも高速走行中、大地震が来ました。

新幹線は緊急停止するのに、何キロも走らないと止まらない。

脱線転覆したら、どーなっちまうの?


これを考えたり、妄想したりすると、とても新幹線には乗れない。


考え過ぎと言われるかも知れないけど、この気持ちは消えない。

もし、新幹線に乗る機会がある時は、もう諦めの境地である 笑。


旅客機にはよく搭乗するが、これはもう完全に諦めの境地に身を置いている。

でも、シートベルト着用必須だからね。


だから、自動車のタクシーに乗る時も、そういう意識を持ってもらいたいものです。

乗り物で一番事故率が高いのは、自動車だということ忘れないでください。

タクシー乗務員をあまり信用しないでください。


安全運転を常に心がけてはいますが、突然予想を超えた事態だって、大いにあるからです。

だって、車に乗っている方なら、公道なのに我がもの顔で暴走している車、あちこちで見かけるでしょう?

車種を限定しちゃうと、トヨタレクサス、黒のプリウス、アルファードのような大排気量の車、よくぶっ飛ばしているでしょう?


たぶん、事故を経験したことのない人。

自分の腕と判断力を過信している人。

こんな人たちが、ひとたび事故を起こすと、車が横転したり、他車を巻き込み大きな事故になってしまう。

命があるうちに、もう一度自動車教習所に通い直していただきたいものです。


しかし、どうして上記に掲げた車に乗ると、あんな運転になってしまうんだろうか?

暴走気質を持つ人が、あの車を選ぶのか?

はたまた、あの車にひとたび乗ってハンドルを握ると、人が変わったようになってしまうのか?


好奇心旺盛な私は調査してみたいものだが・・・。

たぶん、トラブルになって、

「お前の会社に通報したる。お前の名前はなんだ⁉️」だろうなぁ〜


やめときます。