2ヶ月前だったろうか・・・


〈占いを信じられない人は斜め読みで・・・〉


修行を続けているスピリチュアルカウンセラーの師匠から、こう言われた。


『あなたは、国や公的機関からお金を貰って暮らす人じゃない。自分の力で稼いでお金を世間に配る人なのよ❗️』と、アドバイスを受けた。


私は今年の4月初旬に、入院・手術で1週間病院で過ごした。

右の睾丸に水が溜まって膨れ上がり、それを手術で抜いたのだ。

命に関わる病気でもないし、手術をすれば完治すると主治医に言われ、そうすることにした。


とても、手術・入院は生まれて初めてで、(いや、一歳の誕生日の日に、父がケーキのクリームを舐めさせ、脱水症状で入院した経験があるけど、物心ついていない歳なので、全く記憶にない)貴重な体験であった。


大部屋で、自分以外の患者さんは、声帯を摘出されて、声が出ない方、膀胱がんか前立腺がん、大腸がんで摘出手術を受けて、大変な苦痛をされている方をみて、自分はまだまだ健康に恵まれているな、と実感した。


ただ、リュウマチで右膝の関節痛なども併せて、労働意欲が著しく低下して、精神疾患の病いも合わせて、生活保護を受けながら、のんびり読書をしながら生活していた。


こんな生活でもいいかな・・・、年金も前倒ししてもらえば、何とか暮らせるな、なんて甘い考えをしていた時に、先に述べたようカウンセラーから叱責?を受けたのだ。


『今まで通り、倉庫のフォークリフトオペなんか向いているのにねぇ〜』なんてカウンセラーは言う。


スピリチュアルカウンセラー曰く、


その人間には向き不向きがあって、自分で天職と思っていても、全く不向きな職業に就いている人は、世の中に山のようにいる、と。


そういう方は、ストレスを抱えいずれ病気やら弊害が起こる、とも言う。


私はホテルマンをやっている時も、生命保険営業をしている時も、これは天職だなと思っていたが、全く不向きな仕事なのよ、とカウンセラーは断言した。


だから、精神疾患を発症したんだな、と実感する。


私は職人気質なので、モノ作りや発明とか、そういう世界で花開く人種で、接客や営業なんて全く違うと言われた。


そのカウンセラーに、倉庫の仕事はもう膝がボロボロだから無理だよ、伝えたら、


タクシー運転手とかいいんじゃない❓と呟いた。


ええっ⁉️タクシー乗務員なんて接客も営業も兼ねたような仕事じゃないか❓

それに、過去に2回タクシー乗務員の採用されたことがあったけど、事故起こして人生棒に振りたくないから、お断りしたんだ、とも付け加えたら・・・。


ちゃんと、この修行を続けていけば大丈夫よ、と。


私は、たとえ詐欺まがいのような話も、とりあえず信じるタイプなので、夢にも思わなかったタクシー乗務員になってやろうと、その足で近所で事務所を前から知っているタクシー会社に飛び込んだ。


自分が住む川崎のタクシー会社である。


ちょうど、運行管理責任者が在籍しており、翌日履歴書を持参して、すぐに採用が決まった。


2ヶ月前のことだ。


まず、神奈川県タクシー協会の座学の研修を丸4日間受け、5日目に法令試験と地理試験を受け、もちろんここは一発合格。


法令試験は講義をしっかり聴いていれば、難なく合格出来るが、地理試験は大変だ。

川崎・横浜・横須賀の施設名、道路名、住所、最寄りの駅を100問中80点以上取らなければ、合格するまで受け直すことになる。


『なかなか、頭に入って来ないよ』

なんて、同年配の方の声も聴こえてくるけど、もうこれは仕事で絶対必要なことだから、覚えるっきゃない、と学生時代以上に勉強した。


暗記するだけじゃ、試験は合格するだろうけど、その後の実務で全く役に立たないだろうから、地図も見ながら頭に刷り込んだ感じである。


タクシー協会の次は、二種免許実地免除のための自動車教習所通い。

7日間学科と実地である。

これから、普通自動車免許を取得に来た若い子がたくさん通う教習所に7日間通った。


もちろん、学科も路上講習も二種免許用ではある。

自動車教習所の卒業検定も難なく合格して、一番ヤバいなと思ったのが、運転試験場の学科試験である。


久々に横浜市旭区二俣川にある運転試験場に行った。

自動車教習所の費用は会社負担であるが〈2年間は働く条件をつけられて〉、学科試験費用は自己負担である。

3,750円かかるので、『こんなの一発合格じゃないと・・・』


引っかけ問題だらけなので、試験直前までまさしく必死に勉強した。

これは、100点満点中90点以上が合格ライン。

ヤバいな、と思ったけど、試験直前まで勉強をしたのが功を奏して、94点で合格した。


一発合格率は50%以下と聞いていたので、かなりホッとした。


そして、別機関が運営する「運転適正検査」を受けた。

これは、運転の性格をシュミレーターで分析して、自分の運転する注意すべきところを浮き彫りにさせるのだ。


私は、おっちょこちょい傾向があるので、常に一呼吸おいてから、次の動作に移ることを忘れないで、という傾向が明確に出た。