そうそう、先日のブログでちょっとした新しい仕掛けを試すと書いたんですが、こちらでした。
リード楽器はマウスピース(吹き口)にリードを取り付けて振動させることによって音が出るという仕組み。リードは元々葦で出来ています。
このリードというのが、クラリネットやサックス、オーボエ、ファゴット奏者にとっては、とてもとても重要でして、かつ悩ましい存在でもあります。
気温や湿度によって状態が変わり、もちろん吹奏感や音色も変化します。
梅雨の時期は「リードない。。。」が口ぐせになりそうなほど…
先端部分に行くにつれて薄くなっているので、欠けやすいのも難点。
そこで、もう7.8年ほど前になるのでしょうか、樹脂製のリードが開発されました
天気や湿度に左右されることもありませんし、湿らせなくてもすぐに吹ける(ある程度の湿り気がないとリードは振動しないので、口に一度含んでから取り付けます)ので、長い休みがあった後吹くのもこわくありません
実は今までに一度吹いたくらいで、真剣に使おうと思ってなかったのですが、楽器を出してすぐに吹かなくてはいけない場面が多くなってきた(その時の状態に合わせてリードを選ぶ時間が取れない)ので、試してみることに。
楽器店で何枚も出して頂き選びましたが、やはり葦のリードには勝てないな…というのが正直な感想。びーってひどい音…やっぱり樹脂だからしょうがないのかな…
と思っていたら!ものすごくいい一枚に出会いました
私が何より一番大事にしたい「音色」が、葦のリードと変わらずに実現出来ました!かつコントロールもしやすい。
ヨーロピアンカットの 3 1/2です。
(元々ソプラノサックス用に作っていたレジェールリードのカットを採用したものだとか。)
レジェールリードは葦のリードより少し柔らかめなので普段吹いているリードより固めを選ぶとちょうどいいと思います。
私は普段3番を吹いています。時々3 1/2。
昨日のライブでさっそく実用。
サウンドチェックがかなりタイトだったので助かりましたし、このリードで大丈夫かな…という不安感も一切なく。
音色はいかがでしたでしょうか…?
いつも自分が2人いればいいのにーと思います(>_<)!マイクを通して、ライブで実際にどんな音がお客様に届いているのかちゃんと確かめたい。
信頼する仲間たちに聞いて、いいものを追い求めるのみです…!
合わせて、リガチャー(リードをマウスピースに固定する器具)やマウスピースもまだまだ研究の余地ありです