「ジェリーフィッシュフラワーズⅡ」が発売されて、約3週間。
みなさんの元に届いた頃だと思います、いろんな感想はあると思いますが。
今回は14曲入り、約45分間、小さな世界の話。
僕の中で巡り巡って辿り着いた今作、嘘と本当を磨き上げるが如くライナーノーツを書いてみます。
たぶん、制作過程を書いたり、物語の延長を書いたりするはずです。
自分でもまだわかりません、とりあえず今作を聞きながら。
「始まる、これから」
1曲目がなかなか決まらず、「よし、こうなったら今から作ろうぜ」ってレコーディング中にナカハラ氏と作った曲です。
イメージは帰り道、石ころを蹴っ飛ばすぐらい漫画的な帰り道。
ヘッドホンで聞いたら僕の声が無理やりあなたの鼓膜を揺らすような、そんな仕掛けも作りつつ、大きく振りかぶってこのアルバムが始まります。
「アネモネ」
ベットの上は無重力、こんなにも美しく浮かんでる僕の姿を君はちゃんと見てくれているかい?
見つめる天井に月みたいな光、ずっと昔に人は月に行ったんだってさ。
でも嘘だって言う人もいるんだけど、君が僕を信じてくれたみたいに、僕はずっと信じてる。
馬鹿みたいだろ?今に始まったことじゃないんだ。
わかってる、君が言いたいことはわかってる。
僕が悪いんだ、君は何も悪くない、僕だけが悪いんだ、僕だけが。
魚喃キリコが描く線のような僕と君の生活、色のない物語。
失って気付く悲しみに、酔うほど僕らは子供じゃない。
終わりにしよう、綺麗なままで。
「女優 A」
ここからが「ジェリーフィッシュフラワーズⅡ」ってな感じもしますね。
久しぶりに僕の好きなパターンの曲です。
ナカハラ氏のギターが炸裂してますし、ライブでも活躍してくれるのではないかと期待値高めの憎いやつです。
前作が真っ直ぐな分、より美しいですね、歌詞の内容は酷いですけど。
クソったれな奴に、綺麗にクソったれって歌ってるだけです。
歌ってて気持ちよかったです、お前のおかげで。
「飛べない二人」
これはナカハラ氏作曲です。
僕の曲は歌詞とメロディーをほぼ同時進行で作っていくのでどうにでもなるのですが、彼の作る曲はメロディーが綺麗なぶん、どんな歌詞も乗っかるので、いつもより丁寧に言葉を選んでます。
僕とは得意なところが違うので、これがこのバンドの面白いとこだなと思ってます。
久しぶりに実家に帰った日、妹と母が「この歌が一番好きかも。お兄ちゃんこんな曲も作れるんだねー」って嬉しそうに言ってきたので、僕は「ああー、まぁねー」と答えました。
コウタ作曲だとは言えませんでした。
僕はひとつ、小さな嘘をつきました。
そうとう気に入ってるらしく今度のライブを見に行きたいと言っていました。
母がライブを見に来るなんて、奇跡です。
前のバンドの解散ライブも来なかったのに。
ナカハラさん、この曲、僕が作ったことにしてくれないでしょうか?
親孝行がしたいんです。
したいんです。
続く。
みなさんの元に届いた頃だと思います、いろんな感想はあると思いますが。
今回は14曲入り、約45分間、小さな世界の話。
僕の中で巡り巡って辿り着いた今作、嘘と本当を磨き上げるが如くライナーノーツを書いてみます。
たぶん、制作過程を書いたり、物語の延長を書いたりするはずです。
自分でもまだわかりません、とりあえず今作を聞きながら。
「始まる、これから」
1曲目がなかなか決まらず、「よし、こうなったら今から作ろうぜ」ってレコーディング中にナカハラ氏と作った曲です。
イメージは帰り道、石ころを蹴っ飛ばすぐらい漫画的な帰り道。
ヘッドホンで聞いたら僕の声が無理やりあなたの鼓膜を揺らすような、そんな仕掛けも作りつつ、大きく振りかぶってこのアルバムが始まります。
「アネモネ」
ベットの上は無重力、こんなにも美しく浮かんでる僕の姿を君はちゃんと見てくれているかい?
見つめる天井に月みたいな光、ずっと昔に人は月に行ったんだってさ。
でも嘘だって言う人もいるんだけど、君が僕を信じてくれたみたいに、僕はずっと信じてる。
馬鹿みたいだろ?今に始まったことじゃないんだ。
わかってる、君が言いたいことはわかってる。
僕が悪いんだ、君は何も悪くない、僕だけが悪いんだ、僕だけが。
魚喃キリコが描く線のような僕と君の生活、色のない物語。
失って気付く悲しみに、酔うほど僕らは子供じゃない。
終わりにしよう、綺麗なままで。
「女優 A」
ここからが「ジェリーフィッシュフラワーズⅡ」ってな感じもしますね。
久しぶりに僕の好きなパターンの曲です。
ナカハラ氏のギターが炸裂してますし、ライブでも活躍してくれるのではないかと期待値高めの憎いやつです。
前作が真っ直ぐな分、より美しいですね、歌詞の内容は酷いですけど。
クソったれな奴に、綺麗にクソったれって歌ってるだけです。
歌ってて気持ちよかったです、お前のおかげで。
「飛べない二人」
これはナカハラ氏作曲です。
僕の曲は歌詞とメロディーをほぼ同時進行で作っていくのでどうにでもなるのですが、彼の作る曲はメロディーが綺麗なぶん、どんな歌詞も乗っかるので、いつもより丁寧に言葉を選んでます。
僕とは得意なところが違うので、これがこのバンドの面白いとこだなと思ってます。
久しぶりに実家に帰った日、妹と母が「この歌が一番好きかも。お兄ちゃんこんな曲も作れるんだねー」って嬉しそうに言ってきたので、僕は「ああー、まぁねー」と答えました。
コウタ作曲だとは言えませんでした。
僕はひとつ、小さな嘘をつきました。
そうとう気に入ってるらしく今度のライブを見に行きたいと言っていました。
母がライブを見に来るなんて、奇跡です。
前のバンドの解散ライブも来なかったのに。
ナカハラさん、この曲、僕が作ったことにしてくれないでしょうか?
親孝行がしたいんです。
したいんです。
続く。