なぜだか思い出していたんだ
君と出逢ってしまった日の事を
肌寒い夜にアイツから呼び出されたんだっけな
よそよそしい会釈から始まった今日までの事を
昨日見た映画のせいかな
本当にそれはそれは美しい映画だったよ
君が髪を乾かす音が早く鳴りやまないかな
今夜は僕の中においで
出逢いとは悲しみの始まりで
いつかはひとりで死んで行く
それでも君の中 いつまでも僕が
残るように ただ強く抱きしめた
言い返すつもりは さらさらないさ
この僕より僕を程好く知る君が
いつもよりやけに語尾にトゲがあるような日には
君が欲しがるものでも買いに行こう
出逢いとは愛しさに隠された
痛みや嫉妬を呼び覚ます
それでも腕の中 今日だけはもっと笑ってよ
ほら もっと笑ってよ
出逢いとは悲しみの始まりで
いつかはひとりで死んで行く
それでも君の中 いつまでも僕が
残るように また強く抱きしめる
悲しみは喜びの中の夢