東日本大震災により被災された方々、ご家族の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
被災地の1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。






完成、解散、青い空。


2011年3月13日。
16歳から始まった「GENERAL HEAD MOUNTAIN」ってへんてこな名前の青くて不思議な季節が終わりを告げた。
振り返れば長かったような、思えばあっと言う間だったような、何だか幼い頃に読んでもらった絵本の中にでもいた気分。
誰の為にも流れる時間、あれから早くも1ヶ月が過ぎようとしている。
正直、どのタイミングでこれを書いたらいいのか悩んでいたんだけど、桜の花が綺麗に咲いている内に、全てをまとめてあの日の僕とお別れしましょう。




「音楽家とバタフライ」という名前を付けた最後のツアー。
ほんとに沢山の人が会いに来てくれた。
嬉しかった、素直に嬉しかったな。
関係者、スタッフの皆さん、ありがとうございました、お疲れ様でした。
最高のツアーでした、売れてるバンド気分でした。笑
「解散だから」って見に来てくれた人も多かったと思うけど、何でもいいよ、会えて良かったよ。
ありがとう、楽しかったね、楽しかったよ。


いろんなことが頭の中を駆け巡る時間だった。
良い事も悪い事も、全部が僕。
そんな唄が歌えたよ。
ラストライブの最後の瞬間、気付いたら客席に飛び込んでた。
確実に羽が生えたね、絶対にそう、間違いない。
その代償なのか、最後の最後でベースが割れた。
今までどんなことしても壊れなかったのに。
おまえも良く頑張ったね、さんきゅー、そしてお疲れ様。
また人前に立った僕を助けてくれるその日まで、少しの間、おやすみなさい。


どの会場も最高のライブが出来ました。
あなたが最後に見たそのライブが、僕達の全てです。
だから、ここでは感謝だけ伝えます。
ありがとうございます、ありがとうございました。


ラストツアーに参加出来なかったあなた、CDの中の我々で楽しんでくれたあなた、このバンドは最後までスゲー格好良かったから安心して。笑
応援、本当にありがとうございました。



思えば、いろんなものを失った気がする。
だからこそ得たものもあった気がする。
泣いた日のことを良く思い出すんだ、笑った日の方がずっと多かったはずなのに。
悲しいよ、だから嬉しいよ。
いつかは忘れる、だから唄にしたよ。
そしたら人に出会って、人が好きになって。
だけど人と別れて、人が嫌いになって。
それでも人と出会うから、また人を好きになってしまうんだ。
信じること、疑うこと、受け入れること、傷つくこと、愛すること、体温、言葉、目線に手と手。
ほら、夜が明けるよ、大丈夫、大丈夫。
これから何が僕を待つのかなんてまったく想像出来ないけど、光の先に未来があることは知ってるんだ。
だから、もっと手を伸ばすよ。
だから、もっと夢を見るよ。


これからも、僕は歌うよ。
またどこかで会えるかな。
その日まで、お元気で。




最後に。
海太くん、コウキくん、8年間お疲れ様でした。
まあ、俺とバンドやるのは大変だったろうけどさ、ありがと、最高の時間だったよ。
100年たって暇だったらさ、またバンドやろうぜ。
次は短いバンド名でな。


わはは、さらばじゃ!