消防団に再入団しました。

1991年から23年間務めた消防団を2014年に退団。

後輩から「消防団員が辞めて、入団する人もいないから、ぜひ入って」と言われ、軽い気持ちで「良いよ」と言って…しまい、10年ぶりに4月29日に再入団の運びとなりました。

 

 なぜ入団したか?と言うと、来年で65歳。

何か新しい仕事につくとしても、地域での結びつきを強めたいと前々から考えがあったからか。

 

 しかし、今度の日曜日消防演習がさっそくあり土曜日に屯所に6時半集合。日曜は6時集合を聞いて、入団を少し後悔する自分がいます。

 

 読売新聞の「人生案内」回答者で哲学者(響きが良い職業ですね!)小川仁志さんは、アメリカの哲学者、ホッファー(働くことにこだわり、生涯港湾労働を続けながら思索を行ったアメリカの哲学者だそうです)が、「未来のことばかりに関心を奪われると、ありのままの現在が見えなくなるばかりでなく、過去を再編成したくなる」と、喝破しています。

 仕事を辞めて収入減、孤独と将来の不安ばかりを考え、今を見ないと過去をやり直したくなることか。

 

 世の中には、何度も出戻りを繰り返す人がいます。そういう人はたいてい、先の不安のせいで、過去を美化してしまうのでしょう。

そうして又出戻ってしまう。でも、やはりうまくいかないのです。

なぜなら一度辞めたということは、その時我慢できなかった何かがあるはずです。と…。

 

 これに当てはめると、自分の場合は前の消防団では分団長という役職で、一に消防、二に家族…という状況と、飲み会の機会が多く体に悪い、後輩が育ち後輩に分団長を任せて良いためで、決して消防団が嫌だったから辞めたわけでは、ないということか。

 

 こんどは一団員。

用事がある時は欠席で良いし、以前のように飲み会が多い訳でもなく、火事や行方不明者捜索、大雨などの災害時に力を入れて頑張りますか。

 

70歳まで頑張れるかな?