打ち切り。
連載漫画家にとって最も恐ろしい言葉の一つだろう。
どんな有名な漫画家であろうと、人気を集められなければ、途中だろうがなんだろうが終わってしまう。
今まで、漫画界のきら星となるべく、数多くの人達がデビュー、連載を始めた。
しかし、ほとんどの人達はそのまま流れ星のようになってしまう。
そんな流れ星のように一瞬だけ輝いた作品を愛する人達もいる。
ネットで打ち切り学会と呼ばれる人達である。
作者や出版社からすると不本意かもしれないが、これによって、有名になった作品も多い。
多くの人の目に留まらず、打ち切られた漫画は決して消えることなく、また輝ける日を静かに待っている。
御船麻砥さんの『ヤオヨロズガール』を手に取った。
まず、この画像を見てほしい。

最後がヒドい漫画と調べると、絶対出てくる画像だ。
最後のこのオチが実際に見たくて、欲しいなと思っていた。
今の時代、Amazonなんかを使えばすぐ買えるものだけど、自分の手で見つけたかったので、使わなかった。
つい先日古本屋で発見した。


ワクワクしながら、ページをめくる。
そして、2巻最後のページを見て、時が止まった。

続く…。
あのオチは?

もしかして、作品自体違う?
改めてキチンと調べてみた。
どうやら、件のオチはコミック雑誌バーズ本誌で発表されたもののコミックスには未収録。
ちなみに、2巻は2008年に発刊。
3巻が出るのを静かに待とう。