青森県南津軽郡「喜龍温泉・玉の湯」（温泉テーマ第３弾）。
イオン藤崎店やホームセンターが立ち並ぶなど比較的にぎやかな一角に、何ともレトロな風貌が異彩を放つ温泉があります。それが「玉の湯」、大きな鳥居型の看板に目を持って行かれます。
施設内は、かつてのにぎわいを感じさせる広さで、昔ながらの番台でおばあさんが優しく出迎えてくれます。脱衣所は男女を隔てる壁一面に鏡、浴場をガラス扉で隔てるという銭湯スタイル。泉質は弱アルカリ性高温泉で、無味無臭・無色透明
玉の湯は、弘前市から
肉のまつおから車で10分ほどの「金沢温泉」を紹介します。
金沢温泉は、地元建設関係の会社が、何もなかった原野に温泉付きの保養所（民家風）を建て従業員らの健康増進に充てていたのが最初で、その後、噂が広まり地域の要望などを受けて現在の共同浴場をオープンした。温泉は、ナトリウム塩化物泉、低弱性アルカリ性でありながらモール系のコーヒー色で、湯船に長く浸かっていられる「優しいお湯」が特徴。湯船は大小２つ、小さい湯船は日によっては入れないほどの熱さに設定。お世辞にもきれいとは言えない浴室だが、お年寄りや仕事帰りの住民などが、１日に疲れを取りに足げにやってくるなど人気。５、６年前に増設した露天風呂（冬季閉鎖）は周囲に民家はなくとても静かで夏場は虫の声が聞こえるなど心身ともに癒される。
入浴料３５０円、営業時間は午前８時半～午後９時まで。県道鷹巣川井堂川腺で北秋田市鷹巣から合川方面に約１０分。うどんやそばなどの軽食コーナーもある待合室は何ともローカルな雰囲気が広がっている。大館能代空港や県内最大規模の広さを誇る県立北欧の杜（もり）公園が近い。
青森県東北町にある「東北温泉」に行って来た。
東北温泉は、亜炭層を通過して湧き出たモール温泉で、その特徴は、弱アルカリ性で神経痛や疲労回復などに効果がある言われる効能はもちろん、その見た目にある。湯が黒いのだ！
モール温泉は全国でも数は少なく秋田県では大潟村の「ボルダー潟の湯」もそうだが、東北温泉では「日本一黒い湯」と自負している。
シャワーで体を洗い、まずはメーンの大浴場に浸かる。適度な温度で体に染み渡る良質湯、湯の色に目を向けると、「じんわりと黒い」く、アメリカンコーヒーの中に浸かっている気分。露天風呂は岩で出来ているため、底が見えないほど黒い＝写真＝。庭園の斜面に作られた露天で新緑のシーズンは、さぞかし爽快な気分になれるはず。
入浴料３００円。併設する食堂では、黒ぶたカツをメーンとした「黒づくし御膳」、黒ラーメン（黒麺）など「黒」を押し出した食事が楽しめます。
肉のまつおは、直営牧場を有する精肉店。馬肉ステーキや、松尾乃サーロインステーキなどを提供するレストランも経営しています。秋田と青森は、秘湯も多く、良質な立ち寄り湯が豊富。肉にまつわる話題やイベント情報とともに、日帰り温泉を中心とした施設を紹介していきたいと思います（敏）。