経済的報酬と精神的報酬のバランスを保つと幸福度が上がる。 | 松尾知枝オフィシャルブログ「引き寄せノート実践」Powered by Ameba

経済的報酬と精神的報酬のバランスを保つと幸福度が上がる。

 

昨日CAのネタが出たので

今日もそれに関連して

二つの報酬について書きます。




皆さんは

何のために働いていますか?




お金のため

生活のため

自分自身が輝くため

やりがいのため

自己成長のため

社会貢献のため




色々な理由があるのだろうと思いますが

ひとつ共通して言えるのは




何か得たい報酬があるから

労働価値を提供するのだと思います。






例えばボランティアは

基本的に無償労働ですが




精神的報酬を得ているという意味では

価値を受け取っている

と言っていいと思います。





お金ではないにしても

ありがとうや

笑顔として。




感謝されると

やっぱり嬉しいですよね。

これは精神的報酬に分類されます。








CAとして働いていた時

一つ自分なりに決めていたことがあります。

 



 

機内で美しい空を見ても

もし何も感動しなくなったら

クルーを辞める

 

 

と決めていました。

 

 

 

 

 

 

なぜそんな妙な

基準を設けていたのか

と言うと・・・

 

 

 

感動する心を失ったまま惰性で働くのは

お客様に対して失礼じゃないかと

思ったからです。






誰かに注意されたから

と言うのではなく




クルーとして

フライト経験を積むうちに

私なりの仕事へ対する

境界線と言うか美学みたいなものが

形成されてきて



今振り返ってみて思うのは

これも一つの

精神的報酬だったんだなぁ

と分かりました。







皆さんは

飛行機に乗る時

どんな気持ちになりますか。

 

 

 


 

機内と言うのは

車や電車に比べると

非日常気分を味わえる空間

ではないかなと思います。

 

 

 

確かに最近では

LCCが普及してきたおかげで

航空運賃もグッとお安く

気軽に乗れる時代になりました。

 

 

 

それでもまだ

 

機内と言う独特の空間が

もたらす非日常感は

健在じゃないかと思うのです。

 

 

 

と言いますのも・・・




機内でサーブされる料理やワイン

座席のファシリティをスマホで撮影し

SNS に投稿される様子を

拝見していると





今でも機内で過ごす時間は

いつもとは違う

特別なんだなぁと感じますキラキラ

 



 


 

ちなみに・・・



空港やラウンジで

自撮りしたり

旅券やチケットの画像と共に

満面のドヤ顔で「行ってきまーす」

などと投稿するおじさん達のことを




「エアポートおじさん」

などと言われているそうです笑い泣き






なるほどー!






いつもは

冷静沈着なビジネスパーソンですら

 

 


ハイになって

はしゃいで



チケットの写真を

UPさせるほどの魔力

空の旅にはある


ということの証。

 



  

 

 

私たちにとっては

機内空間は職場であり

脈々と続く当たり前の日常ですが




お客様にとっては

貴重なフライトです。




となると必然的に

クルーとお客様の間には

どうしてもギャップがつきまとう。。

 




そんなギャップを抱えながら 

CAとしてお客様に

どれだけ寄り添えるのか



 

考えれば

考えるほど

ジレンマにハマります。






と言うのも

CAになって仕事でミスをして

お怒りのクレームをもらうのは

新人の頃よりも




乗務経験を積んで

少し慣れてきた頃の方が

断然危ないのです。

 




フライトに必要な知識・技量が身につき

クルーとしての自信が出て

業務スピードも上がるのは

当然いいことなのですが

 





 

その一方で

今度新たな火種になるのは

作業としての「こなしてる感」。

 

 

 

仮にそうだったとしても・・・

外資系ならともかく

 

 


日系エアラインには

日本人のお客様が多いですから

そうもいきません。




クルーの慣れてる感が仇となって

あり得ないミスを生み

お客様の期待を損ねてしまうことも。






クルーとして慣れるということは

仕事への緊張が薄れ

感動も薄れるということ。



行き先は違えど

仕事内容は毎回おんなじ


と思った瞬間

自己成長の余地がなくなり



生活のために

お給料をもらうためだけに

惰性で働くように

なってしまいます。




そしてお金の奴隷に。。。





 

そうはならないための

予防的指標として

 

 



毎日見える機内からの空の美しさに

1フライトに1回

感動する気持ちを持っているかどうか

をセルフチェックとして用いていました。

 

 


 

感動する気持ちがあるうちは

お客様の前に立つ資格がある

と思って働いていました。

 

 

一緒にワクワクしていた方が

少しでもお客様の目線に近づけるし

寄り添うサービスが出来るのかもって

思っていたんですよね。

 

 

 

 

美しい夜景が見える時には

お客様そっちのけで

魅入ってしまうこともある

そんなクルー時代でした。

 

 

 

懐かしいなぁラブ

 

 

 




貴重な時間を

労働に捧げるのであれば



経済的な報酬だけでなく

精神的な報酬も。





どちらの報酬も

手に入れながら働けると




お給料をもらいながら

人と人との繋がりの中で

自己成長出来て

感動を味わえて



いいことづくめですキラキラ






働きながら

幸福度が高まっていきます。


 

日曜日がブルーになんて

なりません。



だって

ただひたすら楽しいんですもの。




いくら楽しいとは言え

やっぱり業務内容はハードです。



各国のフライト情報に加えて

救命救急、

緊急脱出の知識を常に最新のものに

アップデートしつつ

先輩の前でうっかり失言しないよう

上下関係にも気を使います笑




その上さらに・・・

時差や

体力的にハードで

入院したこともありましたが




それでも仕事が楽しかったので

医師に頼んで退院を早めてもらって

すぐ仕事復帰したほど。


 



そこまでして

報酬が欲しかったのかと

よっぽど欲張りなんですね、私は。








今日は二つの報酬について

書きました。




経済的報酬

精神的報酬


 

皆さんはどんなバランス内容に

なっているでしょうか。








報酬内容を

診断してみることで

働くことをもっと自分らしく

有意義なものに

再評価出来るかもしれませんキラキラ