愛してくれないと、愛せない。
愛してくれないと
愛せない。
愛してくれないと
愛するのが怖い。
という心理は
女性ならきっと一度は
感じたことあるかもしれませんね。
恋をすること。
男性にとっては
それほど好きじゃなくても
肉体的快楽のために
肌を重ねることもできるぐらい
（実際にそういう産業もありますね）
気軽なもの。
女性にとっては
肌を重ねることで
心も重ねていくので
とても精神的な意味合いが強くなり
また男性との信頼感の中で
緊張がほぐれていくので
本当に愛してくれているかどうか。
彼の本気度を
試してみたくなるのでしょう。
けれども・・・
これがまた女性心理の難しいところなのですけれど
最初から
全てが分かり切った恋愛は
推理小説の犯人がだれか
ネタバレ記事のリンクを踏んで
知ってしまったような
ガッカリ感も
なきにしもあらず・・・。
こういう経験、ありませんか？
好きでもない人から
好きって言われてしまうと
スーッと冷める。
その人が
他に好きな人を見つけて
あなたのもとを去ろうとした瞬間
なんだか無性に寂しくて
引き留めたくなるかもしれません。
彼に心を動かされないのは
生理的に受け付けないなどの理由をのぞくと
結末が分かり切っているから。
その先の展開が読めてしまうから。
妄想に掻き立てられる余地がなくて
お腹いっぱいになってしまった・・・
ような感覚ではないでしょうか。
振り向いてくれない人を
追いかけてしまうのは
結末がどうなるか分からない
ストーリーに
夢中になって
続きが見たくて
やきもきしているような
そんな感覚に近いかもしれませんね。
だからでしょうか。
長年、不倫の関係にあった男女が
どちらかが家庭を壊して
プロポーズした瞬間
あれほどまでに好きだった
彼がなんだかくすんで見えてしまって
くるりと背を向けてしまう・・・・。
彼が好きなのではなかったのでしょう。
彼と私・・・
この先どうなってゆくの？
混沌としていて見えない関係性の
スリルに酔っていただけなのかもしれません。
好きになればなるほどに
苦しむ（多くは女性側にとってですが）
道なき恋を
何度も繰り返してしまうのは
恋がしたいというよりも
恋に逃げたいだけかもしれません。
何かから逃げたい。
目を背けたい。
苦しい現実を
つかの間でも忘れさせてくれる
刺激的な何かを。
もし
これ以上繰り返したくないのであれば
恋をするその前に
逃げているであろう「問題」と
一度きちんと対峙するべきでなかろうかと思います。
彼との関係以前に
自分の本音と
向き合って
何かフタをしていないかどうか
過去に何か抑圧していないかどうか
棚卸しをしてみましょう。
感情を未完了のままにしておくと
心の奥底に沈殿し
繰り返し、思い出します。
いわゆる、トラウマですね。
だから
やっぱりどこかで
棚卸しは避けられませんね。
私も
この前の合宿で
沢山荷卸しをしてきました。
心は軽くスッキリ！
身体は重くなりましたけど(笑)
と、ここまで書いておいて
全く矛盾してしまいますが・・・・（←おい）
個人的には
恋は先行きの見えないプロセスに
楽しさがあると思います。
未来の見えない関係性は
詩的で、物悲しくて
会いたい時に会えなくて
辛くなることもあるかもしれません。
けれども
色々な感情を味わえて
生きている実感を持てて
だからこそ、矛盾に満ちた関係は
なくならないのでしょうか。
辛いも
切ないも
生きている時にしか味わえない感情です。
一番悲しいのは
生きていても
諦めの極地で
何も感じなくなってしまうこと。
ただ肉体として生きていて
魂は死んでいる状態。
そんな風になるぐらいなら
せめて、どんな感情であっても
心が揺れ動いた方が
はるかに主体的に生きている感覚を
味わえるような気がします。
ふふ。
こういうの、嫌いじゃないですよ。
M気質なので・・・(笑)
愛してくれるかどうかわからなくても
愛せるような人になれたら
女性として、凛としてカッコイイですね
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今日は、この人のピアノジャズを
聞きながら仕事をしていました。
ゆったりとした
大人のジャズです。
秋の夜長にいかがでしょう。
それでは(*^-^*)
