2018-2/7・8
やっと行けたよ南八ツ
過酷過ぎたぜ御小屋尾根…
阿弥陀岳御小屋尾根の魅力にすっかりとり憑かれているどMヘンタイの中2男子コンビ(なんのこっちゃ)
が、『今年は一緒に登ろうぜ♪』と今回タッグを組みました♪
八ヶ岳はその時の天候や雪のコンディション次第でルート選択が可能な所が良いところ
条件に恵まれたら良いね~くらいの希望を持って計画したのが
御小屋尾根を登って阿弥陀~硫黄までぐるり縦走の2日間。
大好きな展望荘に今期も泊まれるぞ~♪
この日お休みが合った鳥ちゃんとムサママさん・たくやさんもそれぞれ別ルートで上がってくる事になり、お楽しみもさらにアップ…( ´艸`)
結果としては、めでたく計画通り達成!となりましたが
それはそれはなかなか過酷でドラマたっぷりの2日間になったのでした…
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2/7(WED) 1日目
今回は久々のガッツリ山行の為、寝不足だけは避けたい!!!
と何日も前から頑張ったおかげで前日は15時には仕事終わった~♪
さっさと準備して20時には就寝→2時に自宅出発
5:30に八ヶ岳山荘駐車場にて今回のパートナー、たかさんと合流~よろしくね(´∀`)
この2日間のお天気は曇る時間はあるけれど概ね晴れ予報
しかし、強烈寒波が居座っていて稜線の最低気温はー22度と極寒…(´д`lll)
展望荘を予約していたので、条件が悪そうなら無理せず文三郎か地蔵尾根で上がろうと相談していたけれど、この2日間は八ヶ岳と思えぬ風の弱さという予報。このチャンスは逃しちゃいかん!て事で予定通り御小屋尾根決行♪
ストーブのある暖かい八ヶ岳山荘の中で準備させていただいて、
6:30登山届を出して出発でーす
毎度のことだけんど
御小屋尾根は登山口に辿りつくだけでも超しんどい
出発時はあんなに寒かったのに、登山口に着く頃にはすっかり暑くなってジャケット脱いで歩き出す
お天気よし♪
強烈な冷え込みは綺麗な霧氷を創り上げてくれる^^
ケロコの身体もあっという間に凍りつく寒さ(笑)
強烈寒波、おそるべし!
御小屋山山頂の手前もなかなかの急坂
よゆー♪のたかさん
8:30 御小屋山山頂
夏のCT通りピッタシ2時間
ここで行動食むしゃこらして出発~
今日はガッツリなのでいつも以上に行動食と水分はしっかりと!
いいねぇ~最高だねぇ~
ギボシもちらり♪
御小屋山頂から先は勾配の緩い束の間の快適尾根歩き♪
すんごく寒いけどお日様が当たると全然違う~!
ポカポカお日様の当たる場所で早めのアイゼン装着。お日様ありがたや~(´□`。)
快適な尾根歩きはほんとに束の間だった(笑)
記憶では不動清水から勾配が上がるはずなのに、なぜかもうすでに急坂をゼェゼェ登っている…あれ?
『え?こんな急だったっけ?』
『不動清水通り過ぎちゃった?』
そんな事話してたら出てきた。不動清水の道標。
不動清水手前からすでにこの斜度か…雪が多いせいかしら。
さぁここからが御小屋尾根の本領発揮!
さらに勾配が『グン』と上がるのです…
『グン』て音が聞こえるほどね(笑)
↑この表現、たかさんはえらく気に入ってくれている( ´艸`)
実際『グン』どころじゃなくて『グググン!!』てほどの斜度だった!!!
写真じゃ伝わらないこの傾斜…
緩む気配一切なし。
容赦ねぇな…御小屋尾根
(でもたかさんはよゆー♪)
いつの間にか雲も多くなり、お日様が見えたり隠れたり…
お日様隠れると冷凍庫感半端ない
最強寒波恐るべし!
そして斜度はさらにどんどん増していく…
もはや壁じゃん?て所まであってもう笑うしかない~(↑ニヤニヤ笑)
不動清水より上は去年より雪の量は多め。
且つおそらく下山者しか歩いていないようでトレースは滑り台状態。
しっかり蹴り込まないとズルズル滑る~
『よいしょー!!』って言いながら登る登る。踏ん張る。
楽しいんだけど…体力削られる~
森林限界直前で、再び青空ー☆
そして姿を現した阿弥陀様は…まだまだデカい(´д`lll)
ここでゴーグルやらグローブやら装備を固めて
いざ!御小屋尾根クライマックスへ
…て、あれ?
歩き出したらみるみる真っ白な世界に…お、おお日様ぁ~!!!!
しかもここまでの登りでだいぶ体力を奪われて、すでにケロコはヘロヘロ状態。
ペースが上がらない…
(↑見てよこのダレっぷり笑)
風でトレースも消えてさらに雪が深くなってきたところで
たかさんが先頭を代わってくれた。
歩きやすいよ~たかさんありがとう(´□`。)
真っ白白だけど視界はそれほど悪くない。
えっちらおっちら登ります
こんなにキツイのに、
真っ白な景色は惚れ惚れするほど美しくて
ここにいることが『幸せだな~』って思えてしまう
時折ガスが薄くなってお日様がうっすらと照らす世界は、まるで白夜。
青空もいいけれどこんな真っ白白も好きだなぁ~(*´ェ`*)
(命の危険がない範囲でね)
御小屋山が遥か下に…
よくここまで来たもんだ
フィックスロープが出てきたら稜線はもうすぐ♪
しっかしフィックスロープは凍りついてツルンツルンで掴めず
足元も岩と氷にうっすらと雪がついてる状態でいやらしかった~
最後の斜面でトドメを刺されながらも、
ゼェゼェ登ってようやく稜線へ!
風が弱いおかげで稜線で行動食むしゃこら
ありがたや~
消耗してるのに間違えて摩利支天登っちゃったけんど(笑)
すぐに気付いて軌道修正
摩利支天を右にトラバースして鎖とハシゴを下りる
去年ソロで登った時、その先のたった1歩のリッジが怖すぎて踏み出すまでに5分くらい右往左往したんだけど(笑)
今回はそんなリッジもなく、その先のスリリングなナイフリッジすらもなくて拍子抜け…( °д°)
雪山はくるくると表情を変えるもの。
ラストのウィニングロードはたかさんに…
12:30 やっと阿弥陀岳山頂~!
美濃戸口からピッタリ6時間。
夏道の参考CTは5:30。雪ならもっと早いかな?と思ったけど甘かった。甘すぎた。
体力消耗が激しすぎて時間がかかった~(´Д`;)
阿弥陀の神様、ここまで来させてくださりありがとう。
この先もどうか見守ってくださいね
ここで仲間のLINEを確認すると
文三郎尾根から赤岳を目指していた鳥ちゃんとムサママさんは15分ほど前に分岐にたどり着いて、待てないので先に進むとの事。
ホントは分岐で合流して一緒に赤岳に登りたかったけど…間に合わなかった。ごめんね(ノДT)
同じく入山しているたくやさんは、北稜で阿弥陀の山頂に一足先に着いてたらしい!
あれ?でも途中ですれ違わなかったけど…??
ひとまず鳥ちゃん達に速報を送り、中岳方面に下山開始~
…といってもトレースがない( °д°)え
どうやら今日はバリエーションルートからの入山者しかいない模様。
日曜~火曜まで天候も悪かったし、しばらく誰も歩いていないんじゃないかと…
嫌~な予感してたけど、やっぱり的中でした。(´д`lll)
こりゃあ時間がかかりそうだ…
と、進んでみると
途中でうっすらと中岳方面にのびる1人分のトレースが。
ん?このトレースは…もしかして…
トレースを辿って下りていくと、先を歩いていたたかさんが急に立ち止まってガッツポーズ!
その先には…
『あーーー!!!たくやしゃぁぁぁぁん!!!』
(↑なんとも情けない叫び)
たくやさん発見!!!!!
嬉しくて泣きそう~!!
てところで~
続きまっす。
けろ(。・ω・)ノ゙