58年前の今日は... | 松虫1号の Looking through a glass onion

58年前の今日は...

今日は58年前(1966年6月30日)、ビートルズの日本公演が開催された日です。

場所は日本武道館、

初めてロックのコンサートを武道館で行ったことでも知られています。

 

 

 

私が初めてこのライブを観たのは中学生の時でした。

もちろん当時武道館で生で見た訳ではなく、後に日本テレビで特番で放送されたものです。

 

正直ショックでしたね!

あまりにも演奏の酷さに、ショック以外の何物でもなかった。

ビートルズって下手くそやん...

 

 

 

 

テレビで放送される前、1977年に発売されたレコード

「ザ・ビートルズ・スーパー・ライヴ Live At The Hollywood Bowl 」を聴いて、

凄まじい迫力と熱狂を期待していただけに、落胆させられました。

 

 

 

ビートルズがすでにライブに興味をなくしていた時期のライブなので仕方ないが、

特に6月30日の武道館ライブは酷かった。

半下げチューニングで、覇気のない演奏。

メンバーもそれを感じ取り、翌日の7月1日はレギュラーチューニングに戻し、

幾分マシな演奏になっている。

ジョージは後に6月30日は一番酷い演奏だったと回想している。

 

 

 

いろいろと要因はあった。

ハリウッドボウルのライブと大きく異なることが使用ギターである。

 

1965年まではリッケンバッカーとグレッチを使用していた。

どちらもサスティーンの無い、ピックアップもパワーの無いギター。

逆にそれが曲にマッチしていたが、1966年からジョンもジョージも二人揃って、

エピフォン・カジノを使い始めた。

今までのリッケンバッカーやグレッチと比較するとサウンドの違いは明確である。

 

またギターアンプも日によってトランジスターアンプを使ってたり、サウンドが

大きく変貌したのも要因だった。

ジョージのギターはかなりオーバードライブして、逆に迫力ある演奏でもある。

 

 

 

何はともあれ今日は記念日である、

あれから58年経ったのである。

ポールは82歳となり、出ない声を振り絞り、リンゴは84歳(7月7日)に近づき

二人とも元気にライブをやっていることは嬉しい限りである。