作戦参謀長。
類稀なる知略を待ち合わせていながらも、人徳の無さから周りからあまり慕われていない点もありますが、その仕事っぷりは見た人を惹きつける魅力があります。他者から見れば冷徹で頭の切れる人物とされるものの、彼自身はとても心の弱い人物だと僕は思います。台本読んだ時からそれを強く感じ、と同時にコンプレックスとプライドの塊のような人とも考えました。母への想い、美智子への想い、山崎に対する思い、組織への姿勢、全てが彼の劣等感とマザコン的な要素を作り上げている。そりゃ何度も逃げ出しますよね。桂木を演じる上で、1番大切にしていたのは兎角格好良くいない人にしようということでした。格好の付かない、ダサい、且つ人間味のある人でいようと。地べたを這いずってでものしあがる、目的を達成する。不器用なりの精一杯と言いますか。
こんな桂木を演じさせてくれて、僕の桂木像の背中を押し、更に昇華させてくれた演出のこぐれさんにはとても感謝しています。信頼し、助長してくれたことが何より嬉しかったです。お世話になりました。
山崎一平を演じたりょうさんこと田谷野亮さん。りょうさんの一平、大好きでした。桂木にない魅力を数多く待ち合わせている一平だからこそ、桂木としてのコンプレックスを強く持てましたし、嫉妬心に駆られやすかった。自分にない、優れていることを無意識に認めつつも、己のプライドがそれを認めない、認めていることを伝えられない。その弱さが2人の物語を紡いでいます。先輩ではあるものの、今では友人のような関係値で接してくれてありがとうございます。またいつかご一緒出来ますように。
そして主演の神林美智子を演じたりょうこちゃんこと藤野涼子ちゃん。つかこうへい作品で共演できて本当に良かった。りょうこちゃんが美智子で本当に良かった。彼女の仕事やお芝居に取り組む姿勢は非常に素晴らしい。その背中を常に見せてくれたおかげで今回の座組の雰囲気の良さと信頼関係に繋がっています。みんなが主演のりょうこちゃんを愛し、信じ、りょうこちゃんの為に、美智子の為にこの作品に臨めていたと感じます。素敵な俳優さんです。いつかまた共演する時は、更に進化した姿を見せられるように。精進を重ねるね。お疲れ様でした。
そして連日劇場へ足を運んでくれた皆様には改めて心からの感謝を。舞台全てそうですが、特につかさんの作品においては見てくれる方々がいないと始まりません。皆様がいるから全力で届けたい気持ちが芽生え、日々前に進める。つまり皆様も物語の1部なんです。いつもいつも助けられています。少しでも恩返しが出来ていたら幸いですし、一緒に作品を作ってくれてありがとうございました。またね。
改めて携わった全ての皆さんに感謝と労いを。再びお会い出来る日を心待ちにしております。
最後は写真と共に。











